小豆島お遍路八十八ヶ所霊場めぐりに必要な心得・作法をご紹介します。

お遍路とは「遍く(あまね)く路(みち)」と書きます。遍くとは「もれなくすべてに及んでいるさま」「広く」という意味があります。
全てのものに平等に与えられた路がお遍路であり、宗派に関係なく誰でも気軽に参拝することができます。ここでは、お遍路に必要な心得「十善戒」とその他の作法をご紹介します。

「十善戒」(じゅうぜんかい)

お大師様が残した教えであり、お遍路するにあたり人として守らなければいけない心得です。

・不殺生(ふせっしょう) 生き物を殺しません
・不偸盗(ふちゅうとう) 盗みをしません
・不邪淫(ふじゃいん) ふしだらなことしません
・不妄語(ふもうご) うそ、偽りを言いません
・不綺語(ふきご) 飾った言葉を使いません
・不悪口(ふあっく) 悪口を言いません
・不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使いません
・不慳貪(ふけんどん) むさぼる心を持ちません
・不瞋恚(ふしんに) ねたみません
・不邪見(ふじゃけん) 不正な考えをおこしません
この「十善戒(じゅうぜんかい)」を守って参拝しましょう♪

その他の作法

・戻り鐘はつかない
鐘をつくのは参拝の前です。参拝後に鐘をつくことを「戻り鐘」といい縁起が悪いとされています。
・橋の上で杖をついてはいけない
橋の下にはお大師様が休んでいると言われていることから、橋の上を渡る時は杖をついてはいけません。
・すれ違うお遍路さんとは挨拶をする
お遍路さんと巡礼中すれ違った時は、「こんにちは」と挨拶しましょう。
本来は「南無大師遍照金剛」と唱え合掌し挨拶するのがしきたりです。
・宿ではまず杖を洗う
宿についてまずは、杖を洗い清めます。床の間などに大切に置いた後に自分も休むようにします。
・杖を切ってはいけない
金剛杖はお大師様そのものです。刃物などで杖を切ったり、削ったりしてはいけません。
・貰い火してはいけない
ローソクに火ををつける際、貰い火せずに持参したマッチやライターを使います。
その他の作法イメージ

お遍路ツアー

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