お遍路とは「遍く(あまね)く路(みち)」と書きます。遍くとは「もれなくすべてに及んでいるさま」「広く」という意味があります。
全てのものに平等に与えられた路がお遍路であり、宗派に関係なく誰でも気軽に参拝することができます。ここでは、お遍路に必要な心得「十善戒」とその他の作法をご紹介します。
お大師様が残した教えであり、お遍路するにあたり人として守らなければいけない心得です。
| ・不殺生(ふせっしょう) | 生き物を殺しません |
|---|---|
| ・不偸盗(ふちゅうとう) | 盗みをしません |
| ・不邪淫(ふじゃいん) | ふしだらなことしません |
| ・不妄語(ふもうご) | うそ、偽りを言いません |
| ・不綺語(ふきご) | 飾った言葉を使いません |
| ・不悪口(ふあっく) | 悪口を言いません |
| ・不両舌(ふりょうぜつ) | 二枚舌を使いません |
| ・不慳貪(ふけんどん) | むさぼる心を持ちません |
| ・不瞋恚(ふしんに) | ねたみません |
| ・不邪見(ふじゃけん) | 不正な考えをおこしません |