スタッフが実際に崎の湯に行って現地をレポートします。

崎の湯

公開日:2020.7.26

崎の湯の公衆トイレ

太平洋を一望できる絶景温泉

崎の湯は湯崎七湯の中でも古来より歴史が残る貴重な温泉のひとつです。目の前には太平洋が広がり、波が打ち寄せる時には大迫力の光景を目にすることができます。

崎の湯までの道

白良浜で海水浴を楽しんだ後は温泉へ

温泉までは白良浜のビーチから歩いて約15分、車で約3~4分の距離。電車でお越しのお客様は、崎の湯から歩いて約5分の所に湯崎というバス停があります。そこからJR白浜駅まではバスで約15分です。

崎の湯の駐車場

駐車場がすぐ目の前にあります。ただし、収容台数が15台とあまり多くないので、近くにご宿泊の方は歩いて行くことをおすすめします。

崎の湯の駐車場からの眺め 崎の湯の駐車場からの眺め

駐車場のすぐ後ろには太平洋

駐車場のすぐ後ろからは白浜の海を一望でき、左の温泉側を見てみると、白浜海中展望塔(コーラルプリンセス)が見えます。

崎の湯についての案内板

日本最古の温泉「崎の湯」の歴史

崎の湯は1400年前の飛鳥・奈良朝時代に「牟婁の湯」(ムロノユ)や「紀の湯」(きのゆ)という名前で「日本書紀」や「万葉集」に登場。斉明(さいめい)・天智(てんじ)・持統(じとう)・文武(もんむ)天皇が沐浴(もくよく)されたと伝えられており、1350年もの歴史があります。愛媛県の「道後温泉」、兵庫県の「有馬温泉」と並び日本最古の三湯のひとつです。

崎の湯の入口

まず、入り口の券売機で入場チケットを購入します。料金は3歳以上でおひとり様500円。入り口では湯の花が販売されていました。湯の花とは、温泉の湧水口で採取されたもので、白い粉末状のものが販売されています。ご自宅のお風呂に溶かし入浴すると、温泉に入浴した気分を味わえます。脱衣所のロッカーには鍵が付いていないので、貴重品は入り口横のコインロッカーに100円で預けましょう。数には限りがあるのでお早めに。浴場や脱衣所にはトイレはないので、駐車場にあるトイレで先にお済ませください。(各料金は2019年7月現在)

崎の湯の岩風呂

自然の岩肌が削られてできた温泉

湯船は脱衣所を出た先に1つ、階段を降りた先に1つ。どちらとも岩風呂です。温泉には洗い場はなく湯船に浸かるのみのですが、お湯の温度はちょうどいい湯加減で景色を楽しみながらゆっくり入浴できました。男湯は視界を遮るものがなく、「バッシャーン」と波しぶきが見え、その開放的で大迫力の光景に感動しました。

ホテルシーモアの海中展望塔(コーラルプリンセス)が見えるので、「え、歩いている人から見えるんじゃ…」と思われる方も多いと思います。実際に海中展望塔に行ってみると、距離は遠いですが人の姿はバッチリ見えるので、湯船に浸かるまではタオルを巻いておくことをおすすめします。女湯は周囲からは見えないよう配慮した造りになっているのでご安心ください。

崎の湯は白浜駅からのアクセスも良いので、日帰り旅行の方はもちろん、ご宿泊のお客様も大迫力の光景を見ながらの温泉入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。営業は年中無休ですが、メンテナンスで臨時休業することがあるのでご注意ください。

基本情報

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
営業時間 4/1~6/30・9/1~9/30 8:00~18:00
7/1~8/3 17:00~19:00
10/1~3/3 8:00~17:00
(最終入場は終業時間の30分前まで)
定休日 無休(メンテナンスによる臨時休業あり、要問い合わせ)
駐車場 あり(無料)