公開日:2021.08.26
高知駅から車や路線バスで約30分、桂浜に面した1931年開館の水族館「桂浜水族館」を紹介します。高知県の子供は、かなりの高確率で遠足に訪れる定番スポットらしく知名度は抜群。最近はイケメン飼育員がいる水族館としても人気のようです。
まずは入口横のチケット売り場でチケットを購入。
桂浜水族館も龍馬パスポートの参加施設になっているので、チケット売り場で忘れずパスポートや冊子にスタンプをもらってくださいね。
桂浜水族館に入るとまずは周辺で採れる魚が泳ぐ小さな池、おらんくの池がお出迎え。
1カプセル100円でエサを買ってミニチュアはりまや橋ではなく「かつらやばし」からエサやり体験です。(2021年7月現在)
時期によって変わるそうですが、この日はクロダイ、メジナに混ざってナマコの姿も。ここは桂浜近海に生息する生き物が見られるだけでなく、夏は子供が裸足で遊ぶふれあいスポットになることもあるそうです。
かつらや橋からエサやり体験が終われば、ミニチュア坂本龍馬像も一緒に撮影。
お気付きの方はかなりの坂本龍馬通!この坂本龍馬像は長崎の龍馬像なのです。ちなみに、高知県の桂浜にある龍馬像はこちら。
右手を懐に入れた銅像が高知県の桂浜公園、両腕を組んだ銅像が長崎県の風頭公園の坂本龍馬像です。
続いて、桂浜水族館の屋内展示ゾーンへと進んでいきます。
少し暗くなった館内の入口で、館長さんからこのライトで水槽を照らすように言われました。理由は分からずとりあえず照射!
暗い水槽の向こうから黒い魚群、赤く光るたくさんの目がこちらを見ています。
これは高知県に生息する希少な魚種、アカメです。スズキ目アカメ科に分類されるらしく近付いてみると確かにスズキにも似ている気が。
光に向く修正と、光で目が赤く光る修正を利用した体験だったらしいのですが、小さな子供はおそらく泣きますね。高知のプレデターと言われるのも分かります。
アカメの目は、眼球の奥にある反射板に光が反射、発達した毛細血管で赤血球の色が加わり赤く見えるそうです。ただ、詳細は不明でまだまだ謎が残る魚だそうです。
一応、館長さんに「美味しい」のか聞いてみました。
スズキのようなあっさりした白身で食べられるけど、すごく固いウロコに包まれているので調理に手間がかかってあまり食べられることはないそうです。
屋内展示ゾーンの中心にあるウミガメの水槽には、アカウミガメとアオウミガメが意外とたくさん。ここで有名なのがウミガメたちにエサをあげられる、ウミガメのエサやり体験。1カップ100円(2021年7月時点)
ただし気になる「キケン注意」の黄色の規制線。壁には「噛むので自己責任で」の張り紙も。
すごく気になります。
張り紙の通り、キケン注意の通りでした。トングで挟んだ魚の切り身を口の前に持って行くとすさまじい勢いで喰いつきます。そして放しません、水しぶきをあげて暴れます。結果、トングは曲がっていました。可愛くおとなしいイメージのウミガメが、この日初めてガメラに見えた瞬間でした。
貴重な体験ですが、あくまでも自己責任で体験してください。
桂浜水族館の中央にあるプールでは週末、トドのショーが行われるプールがあります。金曜限定で1匹100円のトドのエサやり体験もありました。(2021年7月現在)トングで魚を持つと察知して近くで待っている姿がチョット可愛かったです。
通常の週末はこんな感じで飼育員さんがショーを見せてくれます。
続いてはペンギンのエサやり体験です。1羽ずつ名札が付いたフンボルトペンギンは生まれた年で名札の色が分けられて同級生が分かるようになっているそうです。
今日のエサはきびなご。トングでつかんで目の前に差し出すと周りのペンギンも慌てて追いかけてきます。
続いては、リクガメのエサやり体験です。この日のメニューは子宝草(こだからそう)でした。見た目の通りゆっくりと大きく口を開けて食べてくれます。1カップ300円(2021年7月現在)
桂浜水族館ではその他に、カピバラやコツメカワウソなどエサやり体験がいっぱい。特にお子様連れには貴重な体験が待っています。
そこで館長さんからお願いとご案内、桂浜水族館は目の前が海、裏は山という立地のため特に夏場は蚊が出やすくなっています。屋外のエサやり体験も多いので虫よけと日焼け止めをぜひ持ってきてください。あと、食堂はないので昼食は別でお考えください。
MAP
交通 | JR高知駅から車で約25分、高知龍馬空港から車で約30分、高知I.C.から車で約30分 |
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入館料 | 大人1,200円、小・中学生600円、幼児(3歳以上)400円 |
時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(有料) |
住所 | 高知県高知市浦戸778 桂浜公園内 |
TEL | 088-841-2437 |