公開日:2021.8.31
長崎県壱岐島の歴史は「壱岐市立一支国博物館」で学べます。2010年にオープンした島を代表する歴史博物館です。国内外合わせて、年間10万人以上もの人が訪れています。自然と調和した外観。展望室からの雄大な風景。展示物に実際に触れることができる、体感型の博物館。というように、魅力満載です。緩やかな曲線の屋根は全面芝生に覆われており、思わず写真におさめたくなります。
エントランスホールの正面階段を上がると、いきなりミステリアスなゾーンが。ここには「魏志倭人伝」に描かれた2008の文字が壁に浮かび上がっています。なんだか、タイムマシーンで連れて行かれそうな感じです。
壱岐島内の遺跡や古墳から出土した、弥生土器などの貴重な資料が約2000点も展示されています。弥生土器は縄文土器と比べて形や文様がとても簡素です。でも、しっかり形が整っており現代の容器に近い感じがします。2000年前の技術とは思えません。実際に土器に触れることができるコーナーもあるので、硬さや感触を体感してみてください。
弥生時代の一支国の生活風景を、160体ものフィギュアで再現した「巨大ジオラマ」。とても細かいところまで再現されており、当時の生活がこのジオラマを見ただけでよく伝わってきます。ボタンを押すとジオラマの一部が動く仕掛けもあり、とてもおもしろい!
フィギュアひとつひとつの表情や動きもとても細かく、今にもしゃべりそう出しそうです。自分だけのお気に入りキャラを見つけましょう。
4階の展望室からは、「原の辻遺跡」とその周りの田園風景を眺めることができます。そこには実際に弥生人が今でも生活しているような錯覚を起こしてしまいます。周囲は360度見渡せますので、壱岐島内の海や山を一望することができます。「一支国博物館」は、大人からお子様までが楽しめること間違いなし!
MAP
住所 | 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1 |
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交通 | 芦辺港から車で約20分 |
営業時間 | 8:45~17:30(最終入館 17:00) |
定休日 | 月曜日(月曜が出実の場合は翌日休館)/12/29~12/31 |
駐車場 | あり(普通車:98台/障害者用:3台/大型観光バス:7台) |
トイレ | あり |