【世界遺産】下五島の教会巡り~おすすめのモデルコース|五島列島ツアー・国境離島ツアーのビーウェーブ

「祈りの島」と呼ばれる五島列島には、世界文化遺産に認められたキリシタン関連の施設が数多くあります。五島列島は福江島、久賀島、奈留島の下五島と若松島と中通島の上五島に分けられます。

ここでは、主に下五島にある教会について、おすすめのモデルコースを紹介します。レンタカーを使った1泊2日の旅行を楽しんでみてください。

1日目

まずは下五島の福江島へ移動

1日目の行き先は下五島の「久賀島」。まずは定期船がでている福江島へ向かいます。
福江島には、長崎・福岡より飛行機や船でアクセスできます。

福江空港

飛行機で福江島・五島つばき空港へ

長崎空港からは約30分、福岡空港からは約40分で福江空港(愛称:五島つばき空港)へ到着します。

車で約10分

福江港

福江港ターミナル

下五島で海の玄関口とも呼ばれる福江港ターミナルです。
長崎港からはジェットフォイルで約1時間25分、フェリーで約3時間25分。
福岡県博多港からはフェリーに乗って約8時間30分で到着します。
飲食店やレストランで軽く小腹を満たしたら、コンビニエンスストアで飲み物やおやつなどを購入して旅の準備をしましょう。

定期船シーガルで約20分

久賀島

田ノ浦港・久賀島に到着

久賀島の玄関口である田ノ浦港に到着。小さな港のため、待合室などはありません。

田ノ浦港(久賀島)
住所:長崎県田ノ浦町853-2173

レンタカーを借りる

久賀島観光のためには、レンタカーが必要です。島内にレンタカー会社は一件のみ。台数に限りがあり、営業所も田ノ浦港から離れているため予約は必須です。
フェリーの到着に合わせて利用するためにも、忘れずに予約しておきましょう。

久賀島レンタカー・久賀タクシー
住所: 長崎県五島市久賀町217-23
※無料送迎あり

車で約10分

久賀島観光交流拠点センターで情報収集と昼食

久賀島の中心に位置する古民家を改修して開設されました。世界遺産や久賀島の文化的景観に関するパネルが展示されており、久賀島の観光スポットも紹介されています。

日本庭園を眺めながら、久賀島産の食材を使った和食で昼食(※要予約)を楽しみましょう。
物販コーナーでは久賀島産のお土産も購入できます。

久賀島観光交流拠点センター
住所: 長崎県五島市久賀町103及び104
営業時間:9:00~17:00
休日:毎週月曜日、12/29~1/3 ※月曜日が祝日の場合は翌日。7月~10月は無休

車で約5分

牢屋の窄殉教記念教会

牢屋の窄殉教記念教会

1886年に久賀島内の信徒たちが捕らえられて責め苦をうけ、キリシタン弾圧のきっかけともなった出来事(いわゆる「五島崩れ」)がありました。狭い牢に200名が押しこめられて、8か月が経過したときには牢屋内で39名、出牢後に3名の合計42名の信徒が命を落としました。そのような殉教の場所に建てられたのが「牢屋の窄殉教記念教会」です。毎年秋には五島内外から信徒や巡礼者が集まって、殉教祭がおこなわれています。

牢屋の窄殉教記念教会
住所: 長崎県五島市久賀町大開
ミサの日:第3日曜日 9時30分
※施錠されていますが、外観見学は可能。

車で約10分

折紙展望台

地元の住民が手作りした展望台です。2006年には、国土交通大臣から表彰され「手作り郷土賞」を受賞しました。この展望台からは久賀島が一望でき、青い海や山々など絶景を楽しめます。

折紙展望台
住所: 長崎県五島市蕨町

車で約30分+徒歩約10分

旧五輪教会堂

世界遺産:旧五輪教会堂

1881年に久賀島ではじめて建設された初代浜脇教会堂。1931年に五輪教会堂として移築されました。半世紀ほど後には立て直しのため五輪協会を取り壊す話が出たものの、貴重な文化財を守るために保存され、新教会が横に建てられました。

旧五輪教会堂

木造の瓦葺平屋建てのため、外観は一見すると和風建築です。しかし内部に入ると、リブ・ヴォールト天井とゴシック風の祭壇があり、本格的な教会建築様式です。
1999年には明治初期の貴重な建築物として国の重要文化財に指定され、2018年には世界文化遺産の一つとして認定されました。

※旧五輪教会堂の見学は、事前連絡が必要です。
連絡先:「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」
営業時間:9:30~17:30

旧五輪教会堂
住所:長崎県五島市蕨町五輪
拝観時間:火曜~日曜 8:30~12:00/13:00~16:30 教会守駐在
※月曜日と火曜日(隔週)は、自由見学。

車で約40分+徒歩約15分

レンタカーを返却して田浦港から福江港へ

レンタカーを返却して、田浦港から福江港へ戻ります。

福江港から徒歩約5分

GOTO TSUBAKI HOTEL

GOTO TSUBAKI HOTELで宿泊

五島列島の食材を豊富に使用した郷土料理と本格イタリアン。
旬の魚介や五島ブランド豚、五島牛のディナーを味わいましょう。
シモンズ製のベッドでゆっくり就寝して、旅の疲れを癒やしましょう。

2日目

GOTO TSUBAKI HOTELを出発

五島の食材を使用した朝食バイキングでおなかを満たしたら、さっそく出発。

徒歩で約5分

福江港から奈留港へ

奈留港へのフェリーは本数が少ないため、自分のペースで移動したいなら海上タクシーの利用がおすすめです。

海上タクシー五島
住所: 長崎県五島市東浜町1-8-5

海上タクシーorフェリーで約40分

奈留港

奈留港ターミナルビルへ到着

奈留島の玄関口として知られている「奈留港ターミナルビルに」は、観光案内所や売店、レンタカー、コインロッカーなどの設備があります。

奈留港

インフォメーションセンターで島内の地図や各種パンフレットを入手して、旅行に役立てましょう。

奈留港
住所:長崎県五島市奈留町泊133
営業時間:7:00~18:00(奈留インフォメーションセンター)
奈留港

レンタカーを借りる

島内の移動に使うレンタカーを借りましょう。おすすめはターミナルビル内にあるレンタカー店です。予約しておけば、受け取りもスムーズです。

奈留島港レンタカー
住所:長崎県五島市奈留町泊133(ターミナルビル内)
営業時間:7:00~20:00

車で約10分

舅賀島千畳敷

舅賀島千畳敷

奈留島を代表する景勝地です。小島の緑とそこへ続く千畳敷と名付けられた岩とのコントラストが絶景をつくりだしています。透明度抜群の海は綺麗なエメラルドブルー。干潮時には実際に岩の上を歩き、島まで渡れます。

舅賀島千畳敷
住所:長崎県五島市奈留町泊517-5

車で約18分

江上天主堂

世界文化遺産の江上天主堂

1797年に外海から農民移住が開始され、江上地区には潜伏キリシタンの4家族が住み着きました。禁教の高礼が撤去された後、4家族全員がカトリックに復帰。1906年に簡素な教会を建てました。

現存する江上教会は、1918年に鉄川与助が設計施工したもの。リブ・ヴォールトの天井と水色の窓枠が周囲と調和したデザインです。木目模様を手書きした柱や透明ガラスに花を描いてステンドグラスの代わりにするなど、信者の地道な手作業が感じられます。
日本の代表的な木造教会として、2008年に国の重要文化財に指定され、2018年に世界文化遺産として認められました。

※江上天主堂の見学は、事前連絡が必要です。
連絡先:「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」
営業時間:9:30~17:30

江上天主堂
住所:長崎県五島市奈留町大串1131-2
拝観時間:9:00~12:00/13:00~15:30 教会守駐在
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)/第3日曜(教会行事・ミサのため終日敷地内立入不可)

車で約10分

みかん屋食堂でランチ

地元民はもちろんのこと、観光客にも愛される人気のお店です。長崎名物のちゃんぽんや皿うどんの他、50種類以上の豊富な丼物や定食メニューもあり、空腹をしっかりと満たしてくれます。

みかん屋食堂
住所:長崎県五島市奈留町浦409-1
営業時間:8:00~18:30
定休日:第1・3日曜日

車で約1分

奈留町漁業協同組合でお土産探し

奈留島産の海の幸で作られた一夜干しやみりん干しは、地元民だけでなく観光客にも人気の一品です。「漁師のイタリアン」シリーズは常温保存できるのでお土産にもピッタリ。

奈留町漁業協同組合
住所:長崎県五島市奈留町浦1839-7

車で約4分

福江港ターミナル

奈留港から福江港、そして帰路へ

レンタカーを奈留港で返却し、福江港へ戻ります。お土産を探すために「奈留港ターミナル」や「福江港ターミナル」にちょっと寄り道してみるのもよいでしょう。
五島列島の思い出を振り返りながら、帰路につきましょう。

下五島(福江島)モデルコース

  • 下五島モデルコース1泊2日
  • 下五島モデルコース2泊3日
  • 【世界遺産】下五島の教会巡り~おすすめのモデルコース