小豆島お遍路八十八ヶ所霊場めぐりのひとつ、松林寺をレポートします。

長い歴史をもつお寺

こんにちは。今回は第68番札所、松林寺にやってきました。入口から立派な門構のお寺ですが、寺伝によると、天平十年（738年）に行基菩薩によって開創された歴史あるお寺だそうです。

現在の建物自体は、平成十年に建て替えられています。

ルーツを知るのも楽しみのひとつ

松林寺はその昔、朝鮮国王より進献された虎を乗せた船が、当地の沖で暴風雨にあい沈没しかけたため、当寺の近くの浜に漂着したそうです。そして、その虎を当寺の北の谷で加養したことから「虎渓寺」と改名されていたそうです。

その当時では朝鮮からの重要な献上品の虎を保護していたわけですから、立派な屋敷が立っていたのかもしれませんね。現在は虎屋敷跡という形で表札のみ残っています。

御朱印をお忘れなく

こちらの御本尊薬師如来は、1657年に十三中島の海中から出現されてたもので、昔から「眼病・イボ取りのお薬師さま」として信仰されているそうです。

こちらでは66番、67番、68番札所の朱印を頂くことができます。

整然とした美しさ

松林寺は本堂内はもちろんのこと、境内の庭の隅々まで手入れが行き届いていて、まるで芸術作品を見ているようです。

小豆島に来られた際は、ぜひ訪れてほしいおすすめの場所です。