小豆島お遍路八十八ヶ所霊場めぐりのひとつ、庚申堂をレポートします。

石段を上ってみると…

9番札所の庚申堂にきました。少し分かりづらいですが、大通りから住宅地の中を通って高台の上にあります。

階段途中にかわいらしく松ぼっくりが飾られていました。

高台にある本堂

境内は整備され、キレイで明るい雰囲気です。

御本尊は不動明王、御真言は「ナウマクサンマンダ　バザラダン　センダンマカロシャダ　ソワタヤ　ウンタラタ　カンマン」です。
すごく長くてなかなかスムーズに唱えられず、苦戦しました。

有名なアノお猿の姿も

青面金剛、三猿（見ざる・聞かざる・云わざる）を祀っていることから庚申信仰が盛んだったことがうかがえます。

庚申信仰とは、庚申（かのえさる）の日の禁忌を中心とする信仰のことです。
暦を干支で記していた時に60日ごとにくる庚申の日は、眠っている間に体内にいる虫が体から抜け出し天帝に罪科を告げると寿命が縮むといわていました。
この事から人々は庚申の日は眠らないで過ごしたという風習があり、庚申信仰の本尊を青面金剛、庚申の使いが猿とされ祀られてきました。