公開日:2018.7.6
こんにちは。今回は56番札所行者堂のご案内です。さっそく急な山道が続いています。
靴はスニーカーや歩きなれた運動靴がおすすめですね。しばらく山道を登っていきます。
やっと本堂に到着です。こちらの御本尊は元々地蔵菩薩を本尊とし、脇に神変大菩薩、弘法大師を安置していましたが、本尊が大破してしまい、脇に安置されていた神変大菩薩が本尊に祀られているという説があり、珍しい札所でもあります。
行者堂の裏に3メートル立方の大きな岩があります。
行者堂の大岩の由来ですが、お大師さんが山道を歩いていると、大きな岩がすごい速さでごろごろと落ちてきました。
一緒に歩いていたお供の人たちは立ちすくんでしまいましたが、先頭を歩いていたお大師さんは顔色一つ変えずに手に持った杖を岩にかざし、念じると岩がぴたりと止まりました。
お供していた人たちは思わずひざまづいて、お大師さんに向かって般若心経を唱えたそうです。
そして、人々はこの岩を磐座(いわくら=古神道における岩に対する信仰のこと)として、行者堂が建てたそうです。
お参り以外にも、高台に建てられているので小豆島を一望できます。
眺めが良い場所として地元の方もおすすめの穴場スポットだそうです。
次回は57番浄源坊に向かいます。
MAP
礼番 | 56 |
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名称 | 行者堂(ぎょうじゃどう) |
住所 | 香川県小豆郡土庄町赤穂屋 |
本尊 | 神変大菩薩 |
真言 | オン ギャクギャク エキ ウバソク アラカキャ ソワカ |