小豆島お遍路八十八ヶ所霊場めぐりのひとつ、碁石山をレポートします。

碁石山

公開日:2018.7.15

弘法大師像

山の上の霊場

今回ご紹介するのは、第八番 常光寺の奥之院にあたる小豆島霊場 第2番 碁石山です。小豆島霊場にしかない山岳霊場の一つです。早速行きましょう♪

弘法大師像

まずはお祈りを

大きな弘法大師像が佇む場所の下にこちらは本堂ではありませんが、お参り納札ができますので、しっかりお参りをしてから本堂に向かいます。

納札

お札を納めます

こちらがお参りをする際に納める納札(おさめふだ)です。修行が成満した時に、寺社へ御礼として護摩修行中に祈念した木のお札を戸板に打ち付けていたのに倣って、お遍路で各霊場を参拝した時に札を納めるようになったそうです。

碁石山

大切に扱いましょう

納札もそうですが、弘法大師が描かれているものは神聖なものですので、大切に扱いましょう。
しっかり参拝をしていざ、本堂へ向かいます!!

碁石山の石段

運動不足が身に染みます…

本堂までは長く続く石段をさらに登っていきます。歩きやすい靴で、無理することなく自分のペースで登っていきます。

碁石山の本堂

ようやく到着!

長く続く階段をのぼった後にやっと見えてきたのが奥之院 碁石山 本堂(鳳凰窟)です。外から見ると岩にめりこんでいる状態ですね。

碁石山の本堂

洞窟の中にある本堂

本堂に入ると、洞窟の中に作られているので、本堂の中全体は薄暗く神聖な場所となっています。こちらでも、納札をし参拝をします。

護摩木

護摩木に祈りを込めて

碁石山の特徴の一つが、添え護摩をほぼ毎日行えることです。
添え護摩とは身体健康や学業成就等が書かれた護摩木に名前と数え年の年齢を書き、その願いが成就するように祈祷して頂けることです。
お一人様からでも護摩祈祷は行えるので、ぜひ気軽に護摩修行を体験してみてください。

実際に護摩修行を体験してみました。

護摩体験の様子

いよいよ、本番

ご本尊の浪切不動明王に拝みながら住職さんとお経を唱えます。浪切不動明王は海の仏様であり小豆島は海に囲まれて舟を使って海の上を移動していたため、当時から海の神様・守り神として崇められています。

護摩体験の様子

健康祈願

護摩を焚くことで、お不動様を火の元に呼び寄せ、願いを叶えていただけるという教えがあるそうです。
その神聖な火の元に手をかざすことで、悪い気を払い健康な体に保つことができるという教えもあるそうなので、火に手をかざし体の至る所を摩りました。笑

護摩体験の様子

ご利益がありそうです

頭が良くなる効果は実証されていませんが、火にかざした手で頭や体を摩ることで、体全体から悪い気を追い払うことができるそうです。
私たちは参拝に関しての知識がまだまだ未熟ですが、分かり易く小豆島霊場の魅力や参拝の心得を教わることができました。

災難除け、火難除けのお札

有難いお札がもらえます

護摩をされた方は災難除け、火難除けのお札も頂けますので、1年間安心して暮らせそうです。添え護摩の時間も5分程度なので、初めての方にぜひお薦めです。

碁石山からの景色

なんといっても、この景色!

そして山岳霊場の最大の魅力は山と海が見渡すことができる眺望ですね。少し霧がかかった天気でしたが、それも神々しい雰囲気というような、お遍路めぐりの醍醐味の一つではないかなと思いました。

碁石山からの景色

楽しみ方はそれぞれ

景色を見ることを目的として参拝される方も多いそうなので、美しい景色を目当てにお遍路めぐりをしてみてはいかがでしょうか。

住職と談笑している様子

旅のアドバイスも

こちらは住職さんと仲良く話をしている一コマです。気さくにお遍路のことについてお話して頂けるので、それぞれの寺社の特徴を個性豊かな住職さんから聞けるのが楽しみの一つになりました。

次回は3番霊場へ ~続く~

MAP

基本情報
礼番 2
名称 碁石山(ごいしざん)
住所 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2254
本尊 浪切不動明王
真言 ナウマクサンマンダ バザラダン センダンマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン