東京から南に1,000km、小笠原諸島最大の島、父島。
山には世界的に貴重な固有種、海には美しい珊瑚や熱帯魚、一年中イルカが泳ぎ、クジラも子育てにやってくる多彩な魅力に溢れた南国の楽園。
駐車場から遊歩道で約5分、古くから磯釣りの名所として知られる小さなビーチ。ダイビングやシュノーケリングスポットとしても有名です。また、遊歩道の脇にはモクマオウなどの亜熱帯の木々が生い茂り、崖下には戦時中に掘られた壕も多く残されています。
父島最南西端にあるビーチ。陸路はなく、ボートやシーカヤックでのみ上陸ができます。そのため、人が少なく、プライベートビーチ感覚が味わえます。
小港海岸バス停から約2時間半。アオウミガメの産卵地としても知られ、毎年3月頃に現れ、5月頃に産卵が始まります。夏場に徒歩で行くときは最低での2ℓの飲料水を持って行かなければいけないので注意してください。
ザトウクジラ、アオウミガメの調査や保全活動を行う施設。6~8月のウミガメ産卵期には夜間レクチャーが開催されています。
小笠原の農業振興の拠点として、亜熱帯農業に関する試験研究が行われている場所です。小笠原の固有植物などが展示されていて、自由に見学することができます。
父島南部にある時雨山から小港海岸に流れている、父島最大の川。固有種のテラピア、オオウナギなどが生息しています。
洲崎は、太平洋戦争中に飛行場として使用されていた場所です。今はダイビングスポットになっています。
父島から南へ約50kmに位置する母島。
南北に細長く、亜熱帯特有の高木林が茂る静かな島。
世界中で母島にしかいない“メグロ”のほか、特有の植物・野鳥が生息し、アオウミガメも産卵しにやってきます。
まさに、自然豊かな動植物の宝庫。
北港から片道1,200m程の遊歩道を歩いた先に広がる海岸。様々な動植物に囲まれた遊歩道には木の種類を説明する案内板などが置かれ、往復2時間ほどの気軽なハイキングが楽しめます。
標高463m、小笠原群島の中で1番高い山です。登頂の際は観光協会で入山手続きを行い、販売されている登頂キットを買っていくと下山後には登頂記念証が発行されます。遊歩道では、母島にしか生息していない特別天然記念物である「メグロ」を間近で見ることができます。
沖港の西に延びる村道静沢線沿いにある、海軍施設跡や砲台など太平洋戦争時の爪痕が残る遊歩道。歩いて行くことが出来るサンセットポイントとしても人気で、運が良ければ、太陽が水平線に沈む直前に一瞬緑色に光るグリーンフラッシュ現象を見る事ができます。
ダムの手前に設置してある標識版から遊歩道を歩くと20分程したら小さな滝に辿り着きます。6月頃には、ショウガ科のシュクシャの花が咲き、良い香りを放ちます。運が良ければ水を求めてメグロが群れている姿を見られることも。途中の分岐点から指標通りに登って行くと、乳房山の遊歩道に出ます。
見学の際には観光協会に申込をし、鍵を受け取ってから向かう。ガジュマルの木根が垂れ下がる、ひんやりとした小さな鍾乳洞です。
トイレやシャワーなどの設備があり、海水浴にも適した人工砂浜。公園の入口にはアオウミガメの人口産卵場があり、時期により産卵や羽化が見られたり、5.6月頃には繁殖のため、ネムリブカ(サメ)が集まったりと、海に生きる生命の営みを間近に感じることができます。
脇浜なぎさ公園の奥の海岸を上ると鮫ヶ崎展望台があります。1~5月上旬まではザトウクジラの観察、秋から春にかけては夕陽のスポットとしても知られています。
標高111.9m。登山口から山頂までは15分と気軽に登ることができますが、頂上付近は岩場になっているため、基本的な装備は必要。頂上からは向島、平島などが望めます。
2003年までは災害用と急患対策に使用されていたヘリポート。直径30m、360°に開けたコンクリートの離着陸上は、星空を観察するのに最適!
1927年昭和天皇が来島した(行幸)際にここで生物採集が行われたことによりこの名が付いた。貨幣石という、貨幣のような形状をしている原生生物の珍しい化石が見られます。
開拓の際に位置時期、中国人が移住したことから名前が付けられた御幸之浜とは遊歩道で繋がっており、海中にはサンゴ礁が広がっています。岩陰にはネムリブカと呼ばれるサメが昼寝をしていることもあります。