公開日:2022.08.03
安芸駅から車で約10分、国道から山側へ少し入りながら田んぼの中を看板に沿って進むと、ポツンと開けた駐車場の脇に岩崎彌太郎の銅像が見えてきます。途中、車のナビでは車一台がやっとの道を案内されましたが、途中からは案内看板が所々に設置してあるので看板に沿った方が進みやすい道順のようです。
岩崎彌太郎の銅像は生誕150年を記念してつくられたものが2015年この場所に移設されたそうです。そして、私が立つ足元にも注目してください。岩崎彌太郎の銅像が見下ろすのが日本地図。その意味は、この後伺う岩崎彌太郎生家で分かってきます
駐車場から生家に足を向けるとすぐ目の前に、ボランティアガイド案内所があります。
岩崎彌太郎生家についてだけでなく、周辺の見どころについて資料を交えて丁寧に教えてくださいました。
駐車場からは少し細くなったこちらの道を入ると右側に見える門が岩崎彌太郎の生家の入口です。
このまま入口を入ろうとしましたが、ガイドさんからワンポイントアドバイス。
門を入らず一旦通り過ぎる事、約15m・・・
ここからの写真がパンフレットによく使われるビューポイントだそうです。訪れた際は、こちらで記念写真をどうぞ。
それでは、門まで戻って早速中にお伺いしてみましょう。
敷地に入ると縁側から眺められる小さな庭園に不規則に並べられた石があります。これは岩崎彌太郎が大きな志を持って少年時代に作った日本列島のイメージだと言われているそうです。海運業としてスタートして飛躍していくイメージをこの庭で創り始めていたのかもしれません。
そう、駐車場横にあった銅像が眺めていた日本地図、きっと成功した岩崎彌太郎が完成した日本地図を眺めることで成功の証を表現しているのではないでしょうか(想像ですが・・・)
敷地の奥には大きな蔵が建っていますが、これは明治中期に建てられたものだそうです。ここにも付けられている三菱のマーク、どんな意味があるかご存知でしょうか。
岩崎家の家紋「三階菱」と土佐藩主山内家の家紋「三ツ柏」を組合せて作られたものが元になっているそうです。1795年に建てられた芽葺屋根の生家の中は撮影禁止のため写真は撮れませんでしたが、茶の間や囲炉裏、土間、座敷など想像していたより質素な生活空間が見学できました。
生家の門を出ると正面に何やら石碑のようなオブジェのような・・・
これは作曲家弘田龍太郎の歌碑で童謡「春よ来い」が流れます。このような弘田龍太郎の歌碑は安芸市内に合計10ヶ所に設置されているそうです。
歌碑の横には周辺散策マップの看板もありました。岩崎彌太郎ゆかりの神社や場所として、合わせて散策するのも良いかもしれません。ただ、妙見山・星神社は山の上にあります。時間だけでなく靴や服装にも注意が必要です。
と言うわけで今回は、岩崎彌太郎生家から徒歩2分ほどの忠犬赤のお墓を見に行きました。
MAP
交通 | JR高知駅から車で約60分、高知空港から車で約40分 |
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駐車場 | あり |
住所 | 高知県安芸市井ノ口甲一の宮 |
TEL | 0887-35-1011 (安芸市商工観光水産課) |