公開日:2023.07.25
高知県四万十市の市街地から車で小高い山を少し登った場所に、四万十市郷土博物館があります。途中、車1台がやっとの道幅で道を間違ったかもと不安になりましたが到着してみて分かりました、もともと中村城があった二の丸跡地まで上ってきたので細く曲がった道があったようです。
こちらが、四万十市郷土博物館の入口。1973年に復興された模擬天守が目を引きますが、愛知県の犬山城をモデルに造られているそうです。目の前に駐車場がありますが、軽自動車専用なので、普通車の場合はこの位置から20m程手前の駐車場をご利用ください。
四万十市郷土博物館の周辺には、中村城の遺構として石垣や曲輪(くるわ)、写真のような土塁(どるい)を見ることができます。
中村城は、一条兼定、吉良親貞、山内康豊といった歴代城主が使用したと言われる山城で、現在みられる遺構は、中村藩の2代藩主山内政豊時代の1613年に修復されたものと考えられています。
こちらは駐車場から四万十市郷土博物館の入口に繋がる道。駐車場には石垣が見られ、この辺りは虎口(こぐち)にも見えますが土塁の跡のようです。
入口で入館料を払って館内に入ると、1Fは「川とともに生きるまち」をテーマにした展示。 映像の説明と展示で四万十市を学ぶことができます。
奥のスクリーンは設置されたスイッチを切り替えて映像を選択することができます。この日は、四万十川の四季、川と遊ぼう、見ごろ・食べごろ・遊びごろの3つを見ることが出来ました。
上の階へはエレベーター1基と階段の2択。階段途中にも展示が見えたので階段で行くことにしました。
2階には土佐の小京都をテーマにした展示。中村城の見取り図も展示してあり通ってきた道と照らし合わせながら、自分が山城の敷地内に居るような感覚を味わえます。
3Fは、遺跡から見える幡多のはじまりと、漁労から見える川と紡ぐ暮らしの展示です。四万十川での漁法や歴史を見ることができます。
4F展望室へはエレベーターが続いていないので階段での移動になります。模擬天守最上部は外に出られる展望設備になっています。グルっと歩いて眺められるので四万十市を遠くまで眺めることができます。
こちらは北側の眺望、遠くまで山々が広がります。
こちらは北東側の眺め。四万十川の319ある支流のひとつ後川が見えます。
こちらが南側に見える四万十市の市街地です。まさに城下町といった感じで、ホテルや飲食店がたくさん並ぶ現代に街になっています。
※展示内容などの館内情報は2023年6月の内容です。詳しい情報は公式HPで事前にご確認ください。
MAP
交通 | JR高知駅から車で約120分、土佐くろしお鉄道中村駅より車で10分 |
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料金 | 大人:440円、高校生:170円、中学生以下:無料/年間パスポート 大人:1,320円、高校生:520円 |
時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 毎週水曜日 |
駐車場 | 30台(無料) |
トイレ | あり |
住所 | 高知県四万十市中村2356 為松公園内 |
TEL | 0880-35-4096 |