龍馬の生まれたまち記念館|高知ツアー・高知旅行のビーウェーブ

りょうまのうまれたまちきねんかん

龍馬の生まれたまち記念館

公開日:2021.08.25

龍馬の生まれたまち記念館
レポ-ト
龍馬の生まれたまち記念館

龍馬の生まれたまち記念館

大河ドラマ作品に何度も登場し、明治維新に大きな功績を残した幕末の英雄、坂本龍馬。彼の生い立ちや生まれ育ったまちに触れることで、歴史・文化を学べる「龍馬の生まれたまち記念館」をご紹介。
高知駅から龍馬の生まれたまち記念館までは車で約10分、路面電車は「上町1丁目」電停から徒歩で約3分の場所です。駐車場は施設の入口に4台、徒歩約1分の駐車場に10台停めることができます。(バス専用駐車場もあり)

ちなみに写真のわたしの足元には、少年期の龍馬が泳いで遊んでいた(かもしれない)当時から残る用水路が現存しています。

入り口の坂本龍馬像

「今日はお主のこと、たくさん学ぶぜよ!」と、出入口すぐの龍馬像にご挨拶。

■営業時間
8:00~19:00(最終入館18:30) 定休日/年中無休

■入館料
一般/300円
高校生以下/無料
65歳以上の方・障害者手帳をお持ちの方/150円
※営業時間、入館料は2021年7月現在

展示館1階・少年龍馬のお出迎え

展示館1階

展示館は、1階と2階の2フロア。
土佐弁で「まっことようきたねぇ」と迎えてくれたのが、1階にあるこちらの少年龍馬。少年時代は気弱で泣き虫だったとも言われていますね。

当日申込の館内ガイド

今回は地元ガイドの方に館内を案内していただきました。
様々な展示物の理解度が深まるので、当日申込みの「館内ガイド」がオススメ。
また、龍馬の生まれたまち記念館が出発地で龍馬ゆかりの史跡巡りができる、まち歩きガイド「土佐っ歩」全9コースもあります。

■館内ガイド受付時間:9:00~16:00
※個人旅行のお客様対象で年末年始(12/29~1/3)を除く毎日受付可能
※高知市に警報が発令された場合、休業。
(ガイド情報は2021年7月現在)

龍馬が生まれ育った上町

龍馬が生まれ育った「上町」

次に進むと「龍馬を育てた人と町」コーナー。龍馬が生まれ育った当時の上町(かみまち)は、郷士(ごうし)と呼ばれる武士以外にも鍛冶屋や研師(とぎし)などの職人、商人など様々な職業の人たちが、お互いを支え合って助け合う活気のある町だったそうです。

動画紹介
動くお城下今昔マップ

動くお城下今昔マップ

昔と現在のお城下の地図を比較することができる「動くお城下今昔マップ」
当時の古地図が映し出されているテーブル上の砂時計を動かすと連動し、ひっくり返すと現代の地図に変化。地図上にある【i】マークをタッチすると写真・情報が表示されます。人気の映像コンテンツなので、ずっとその場から離れないお子さまもいるそうです。

土佐脱藩までのエピソード

龍馬の家族

続いて「龍馬と家族」コーナーへ。壁には、龍馬が生まれてから土佐を脱藩するまでが、挿絵入りの年表で分かりやすく並びます。

土佐脱藩までのエピソード

「ある日の坂本家」と題した約6分の映像では、土佐弁が飛び交う映像から龍馬を育てた家族の様子が伺えます。
いつも騒がしい隣の家を、少しのぞき見した感覚になりました(笑)

時のトンネル

幕末の土佐へタイムスリップするようなこちらの映像コンテンツは、四季ごとに演出が変わります。わたしが訪れた時は夏の演出でした。床面を歩くと波紋が広がったり、泳いでいる魚が逃げたり、お子さまも楽しめる演出。動画では一瞬ウツボが岩場から出現しているのが、わかりますか?

龍馬像と背くらべ

「時のトンネル」を抜ける前に、また龍馬像が...。
どうやらわたしと背くらべをしたかったようです。どちらが高いでしょうか?龍馬の身長約173cm。江戸時代の男性平均身長は約155cmと言われているので、その当時としては大柄だったようですね。
ちなみに、龍馬の姉「坂本乙女」は身長約176cm、体重約112kgと堂々たる体格だったようです。(諸説あり)

龍馬と乙女姉さん

坂本家の離れ

「時のトンネル」を抜けると、「坂本家の離れ」をイメージした部屋へ。
部屋では視線を下に向け、何か考え事をしているような龍馬と乙女姉さんが待っていてくれたので、記念撮影。

土佐の皿鉢

隣の部屋には、龍馬も愛した土佐の皿鉢(さわち)の大皿が並び宴会の様子が展示されていました。高知県の郷戸料理として有名な「皿鉢料理」は料理方法を指す名称ではなく、直径40~50cmの大皿に山・海の旬の料理を盛り付けし、大勢で囲んで食べたいものを自分の皿に取って食べるスタイルのこと。礼儀作法などのルールに縛られることなく、自由を尊重する土佐らしい料理と言えますね。

3体の銅像

3体の銅像と記念撮影

中庭には3体の銅像と撮影できるスポットがあります。左から乙女姉さん、龍馬、近藤長次郎の順に銅像が並んでいます。よく見る龍馬像ではないとお気づきでしょうか?実は、慶応3年に撮影された最後の写真をモデルに立体像に再現されており、他ではまだ制作されていないそうです。
それはそうと、とりあえず乙女姉さん、強そうですね(笑)

幕末期上町のミニチュア模型

高知城下タイムスリップマップ

2階展示館の「高知城下タイムスリップマップ」コーナーでは、思わずテンションが上がってしまうくらい精巧な「幕末期上町のミニチュア模型」、後ろの壁には城下町マップ、正面には龍馬の手紙に登場する多くの志士や友人たちのエピソードが紹介されています。

ミニチュア模型・坂本龍馬旧居地

あった!模型の坂本龍馬の旧居地。実はこちらの施設から徒歩圏内に「坂本龍馬の生家」があったとされており、近くには石碑が立っています。

バーチャル4面シアター

バーチャル4面シアター

そしてこちらの「バーチャル4面シアター」は、とくにお子様に人気の映像コンテンツ。前後左右360度のスクリーンにCG映像が映し出され、龍馬の少年時代から青年時代のエピソードが展開されていきます。映像途中、少年龍馬を応援するために「鳴子」を合図に合わせて鳴らすのですが、音のボリュームでストーリーが変わる仕掛けがとても印象的でした。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップ

展示を観覧し終わると、わたしと同じく龍馬ファンになっているかもしれません。
わたしが着ている「Ryoma波にのる」Tシャツなどの龍馬グッズは1階ミュージアムショップで販売しているので、のぞいてみてくださね。

こちらの施設では最新の映像コンテンツを交えながら、龍馬が生きた時代に触れることができるので、ぜひ体感してください!

MAP

基本情報
交通 JR高知駅から車で約10分、高知空港から車で約50分、高知I.C.から車で約20分
料金 入館料:一般/300円、高校生以下/無料、20名以上団体/240円、65歳以上の方/150円、障害手帳お持ちの方/150円
※障害者手帳などをお持ちの方(ご本人様)と介護の方1名は一般入館料300円の半額でご入館いただけます。
時間 8:00~19:00
定休日 なし
駐車場 あり(無料)
住所 高知県高知市上町2丁目6-33
TEL 088-820-1115