公開日:2022.07.13
安芸駅から徒歩で約5分、安芸や室戸など高知県東部のパンフレットや資料など観光情報を収集できる場所「安芸観光情報センター」を紹介します。 国道55号線沿いに「彌太郎こころざし社中」の目立つ看板と、広い入口で分かり易い施設です。安芸駅前という事もあって周辺には店もたくさん並ぶ場所で、何処かのついでに立ち寄れそうな便利な立地です。
大型バスも停めることができる広い駐車場の先には、2020年にリニューアルされた施設が見えてきます。外観は、帆を広げた船舶に見立てられた造りらしく、海運で成功した岩崎彌太郎と三菱グループらしいイメージを感じました。
安芸市といえば三菱グループの創始者、岩崎彌太郎(いわさきやたろう)の出身地として有名です。三菱グループ創業150周年に合わせてリニューアルされたこともあって、館内では岩崎彌太郎の生涯や志を時系列で紹介。三菱グループの誕生から挑戦や成長が資料や年表で学習できるようになっています。
三菱グループは創業者の彌太郎から、2代目の弟・岩崎彌之助に引き継がれ、3代目が岩崎彌太郎の息子・岩崎久彌、4代目が彌之助の息子・小彌太と引き継がれながら成長していったそうです。
特にNHK大河ドラマ「龍馬伝」で香川照之さんが演じたことで、岩崎彌太郎という人物が注目を集めることになったそうで、ドラマで使用された小道具も展示されていました。確かにこの小道具、ドラマで見たことがあるような気がします。
こちらは15分ごとに上映されている全長13mのVRシアターです。10分弱のアニメーション映像で岩崎彌太郎の人物像や生き様などを分かり易く紹介してくれます。撮影NGだったので実際の映像は行った時のお楽しみに!
館内では決して多い品揃えではないですが、高知県の特産品販売コーナーもあって安芸のオリジナルゆるキャラ「釜揚げしらすちゃん」のオリジナルTシャツやパーカーも並んでいました。
こちらがオリジナルゆるキャラの「釜揚げしらすちゃん」です。グッズに描かれていたイラストはもっと可愛く見えたのですが・・・。
特産品コーナーにはゆずの村とも言われる馬路村のゆずで作られた「ゆずサイダー」と「ごっくん馬路村」が冷蔵庫で冷えていました。ごっくん馬路村はゆず、はちみつ、安田川の水で作られた馬路村公認飲料だそうです。
せっかくなのでゆずサイダーを1本いただきました。さっぱりと飲みやすい、想像を裏切らない味で子供から大人まで美味しくいただける1本です。焼酎で割って飲むのもお勧めらしいので気になった方は取り寄せしてみてください。
観光情報センターということもあって、館内には食事施設や観光施設などのパンフレットやガイドブックがたくさん並びます。近くには岩崎彌太郎の生家、野良時計、安芸城跡など観光できる場所が沢山あるのでまずは情報収集にもおすすめです。
トイレは建物の外にありますが、少し気になる案内看板が。
「童謡トイレ」と書かれています。さて、どういう意味でしょう?
①有名な童謡のモデルになったトイレがある
②童謡が流れるトイレ
③童謡の名前が付いている
正解は②動揺が流れるトイレ!
安芸市出身の作曲家、弘田龍太郎の功績から安芸市内に曲碑が建てられ「動揺の里」としても知られる安芸市ならではの仕掛けです。「雀の学校」「春よ来い」「靴が鳴る」など代表曲を誰もが一度は口遊んだ覚えがあるのではないでしょうか。
MAP
交通 | JR高知駅から車で約60分、高知空港から車で約40分 |
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料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
住所 | 高知県安芸市矢ノ丸1-4-32 |
TEL | 0887-35-2818 |