公開日:2023.07.28
四万十川を遊覧船でのんびりと楽しむ、観光遊覧船をご案内します。
今回お世話になったのは、四万十の碧(あお)さん。1時間に1便、定期的に出港する定期便以外に、夏季限定の川遊び体験付きコースや、料理や飲み物を楽しみながらの貸切コースなどがあります。
四万十市の市街地からは車で20分ほど山間に進んだ場所に受付と乗り場があります。駐車場もあるので、車を停めてまずは受付を行います。
因みに、穏やかな流れの四万十川をエンジンが付いた屋形船で下るだけではなく上って戻ってきますので乗り場兼、降り場となります。
受付を済ますと乗り場までは徒歩で約5分。舗装された道を通って下り坂ですが、ここからちょっと急な坂になるのでご注意ください。
案内板に沿って坂道を下りながら乗船場所へと歩きます。所々に凸凹があるので慌てずゆっくりと坂を下ってください。
坂の先に屋形船が見えてきました。
到着!こちらが乗り場です。
靴のままで船に乗ると、屋形船の入口で靴を脱いで頭をぶつけないように船内へと進みます。
船内から見るとこんな感じで靴を脱いで座ります。
屋形船後方のエンジンが始動してスクリューが動き出し進行方向へと旋回。いよいよ四万十川観光の始まりです。
観光遊覧船は三里沈下橋をくぐり、佐田沈下橋で折り返すコースで乗船時間は約45分ほどのコースです。まずは船内で四万十川についてガイド音声が流れ、沈下橋をくぐる頃には船頭さんが船内マイクでガイドをしてくれます。
屋形船が進むとたまに見える漁師さんの姿。四万十川では伝統の漁法でウナギや川エビなどを獲るそうです。柴の束をまとめて紐で縛った仕掛けを川に浸けてウナギや川エビが住みかとして集まったら網などで受けながらすくい獲る「柴づけ漁」や、筒にエサを入れて川に沈めて川エビやゴリなどを生け捕りにする「ころばし漁」などがあります。
柴づけ漁やころばし漁は目印にペットボトルやウキを付けておくそうで、屋形船からもそれらが何個も確認できました。はじめはペットボトルがたくさん浮いてゴミが多いなと思ってしまいましたが、実は漁の仕掛けだったんですね。
さて、佐田沈下橋の付近まで下ってきました。そろそろ折り返しの時間です。
船内ガイドの話では、この沈下橋、車も通れるので地元の教習所では路上教習のコースとして通るそうです。そして、運が悪く対向車が来た場合は沈下橋によって1~2カ所ある退避場所で車をかわして通るそうです。仮免許なのにかなりドキドキですね!
受付前の道路の反対側に線と数字が書いてあります。これは単なる落書きではなく過去の記録だそうです。それは、台風で四万十川が氾濫して洪水となった記録。受付のある場所は乗り場がある川から坂道を5分ほど登った場所のはずですが、ここまで水面が上がってきたそうです。
一番上は平成17年9月6日の台風14号、2番目の写真右側の記録は平成26年8月10日、3番目の写真左側の記録は平成19年7月14日です。どれもそう遠くない日付で自然の恐ろしさを実感します。
MAP
交通 | 高知駅より車で約140分 |
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時間 | 8:30~16:30 |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | あり |
トイレ | 受付にあり |
住所 | 高知県四万十市三里1446 |
TEL | 0880-38-2000 |