公開日:2021.08.26
「仁淀ブルー」という言葉、聞いたことありますか?
高知県の一級河川「仁淀川(によどがわ)」は、日本に16本ある「水質が最も良好な河川」の1つとして認定されています。川の特徴として、水の色が神秘的な青色に見えることから「仁淀ブルー」と名付けられました。特にきれいな「仁淀ブルー」を見ることができる高知旅行の絶景スポット「にこ淵(にこぶち)」をご紹介。
「にこ淵」は仁淀川の支流「枝川川(えだがわがわ)」にあります。高知市内からは車で約90分。他のアクセスは路線バスで行く手段もありますが、本数が少なく、さらにバス停から「にこ淵」入口までは徒歩で約30分かかるので、マイカーやレンタカーの利用がおすすめです。
周辺には駐車スペースが全部で11ヵ所あります。(2021年4月現在)
今回は空いていたので、「にこ淵」入口から最も近い駐車スペースを利用。所々道幅が狭くなっているので、混み合って駐車スペースが無い場合でも車道には駐車しないでくださいね。
最も近い駐車スペースから徒歩約30秒の道路脇にある「にこ淵」看板が入り口。
もしかしたら車だと気付かずに通り過ぎてしまうかもしれませんので、カーナビやアプリで位置情報を確認しておくと安心ですね。
入り口からの道は少し狭いですが、舗装された緩やかな下り坂が続きます。
緩やかな下り坂の先にさらに下へと続く階段が見えてきます。
この階段から注意が必要です。
しっかり整備された階段ですが、急勾配なので、手すりを使って十分に注意して降りてください。
道幅も狭いので、人とすれ違う時はゆずりあいながら通ってください。
支流「枝川川」が見えてきたころには、滝の轟音も聞こえて早く見たいワクワク感に襲われましたが、最後まで焦らずゆっくり降りて行きます。
グリーンの淵が見えてきたところで、テンションが上がって「にこ淵が見えてきたー。」と叫んでしまいました。
ご覧ください!神秘的な光景が目の前に広がっています。これが仁淀ブルーです!
ん?ブルーというより、グリーンじゃない?と思われた方がほとんどでしょう。
実は時期や時間帯、光の加減で水の色が変化するんです。今回7月に訪れた天気は曇り、時間帯は午前中の条件だとごちらのグリーン色だったわけです。
仁淀ブルーが見たい方は、下記条件が揃うと見れる可能性が高まるようなので、参考にしてみてくださいね。
■時期:8月中旬~1月中旬
■時間帯:正午前後
■天候:晴れ
たとえ水の色がブルーでなくても、この美しい絶景を楽しめること間違いなし。
実は名前の無いこの滝は落差が約10mあり、長い年月を経て作り上げたこの美しい滝つぼが「にこ淵」と呼ばれています。滝つぼの深さは約6~7mほどありますが、透明度が高いので底の岩が見えることも特徴の1つ。
色んな角度から写真・動画に収めようと、滝つぼ周辺の岩場を移動する際は滑りやすくなっているので、注意してくださいね。サンダルやヒールはNG、運動靴やトレッキングシューズなど歩きやすい靴をご準備ください。
自然の美味しい空気とマイナスイオンを全身に浴びて、日頃の疲れが癒されますよー。地元の方も良く訪れているのかなーと思っていましたが、そうではありませんでした。実は水神の化身とされる大蛇が棲む場所とされており、地元の方は近寄らない神聖な場所だそうです。そんな神聖な場所をわたしたちが汚すわけにはいきませんよね。泳ぐことはもちろんのこと、入水しない、飲食しない、ゴミは持ち帰るなどマナーを守り、静かに景観を楽しみましょう。
また、トイレがありませんので、約1km手前の「グリーンパークほどの」の公衆トイレを利用してください。
「行きはよいよい、帰りはしんどい」の言葉通り、帰りは急勾配な階段を上って帰らなければならず、かなり疲れます。行きと同様に手すりを使いながら、ゆっくり上りましょう。
「にこ淵」入り口まで戻ってきたら、かなりの汗だく。
入り口から下ったところに湧き水があったので、顔を洗ってみたら冷たくて気持ち良かったです。
所要時間約30分と短い滞在でしたが、自然の神秘に触れることができて、写真・動画もたくさん撮れて大満足!
服装はケガ防止と虫刺され対策として、長ズボンや長袖がオススメです。
MAP
交通 | JR高知駅から車で約70分、高知龍馬空港から車で約80分 |
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料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |
住所 | 吾川郡いの町清水上分2976-11 |
TEL | 088-893-1211 |