むろと廃校水族館|高知ツアー・高知旅行のビーウェーブ

むろとはいこうすいぞくかん

むろと廃校水族館

公開日:2022.07.21

むろと廃校水族館
レポ-ト
むろと廃校水族館の外観

廃校になった室戸市立椎名小学校を改修した水族館

高知市内から約110分、高知県の東端の室戸まで来ました。国道55号線から1本入った場所に、青色と水色が鮮やかに映える「むろと廃校水族館」外観のが見えてきます。
2006年に廃校になった小学校を改修して2018年4月に開館したこの水族館。校舎を居抜きで活用し、営業時間は、始業時間は9時で下校時間は17時(夏期は9時から18時)と表示されるなど至る所に小学校の面影を残しています。

むろと廃校水族館の入口

急な雨に備えて黄色の貸し傘が入口に置かれていたり、旧椎名小学校の年表や校歌が残されていたりとどこか懐かしさを感じられます!椎名小学校と書かれた石碑、実は石碑風で石碑ではないんです!入る前に確認してみてください。

むろと廃校水族館の入館チケット

館内の魚たちは全てもらってきたもので、買った魚は一つもいないそうです。サイズが小さい魚や足が折れた伊勢海老など、網に入った売れない魚を漁師さんから直接譲り受けて展示するそうです。
さらに、小学校の備品などを再利用して運営するなど珍しい水族館。入館料は大人600円、小中学生300円、未就学児無料とかなり安くなっています。
入館の時に貰えるチケットは50種類以上の単魚カードになっていて、集めたくなること必至。今回のチケットはヨシキリザメでした。よく見るとハンコに「出席」の文字が。細かい演出が抜かりないですね。

むろと廃校水族館

むろと廃校水族館のオリジナル土産がおもしろい!

館内には、ここでしか手に入らないものやチョット笑えるグッズなどむろと廃校水族館限定オリジナルグッズがたくさん。廃校水図鑑はチョコサブレパイのお菓子が入っているお土産ですが、組み立てると箱がむろと廃校水族館になっているのです。かめの形の「かめぼこ」やシイラのかまぼこ、桂浜水族館をいじったTシャツやウミガメの種類によってサイズの違う甲羅Tシャツ、まな板仕様の下敷き、オリジナルデザインの色鉛筆やスケッチブックなどが並びます。よく見ると、商品の陳列は小学校の慣れ親しんだ机です。

むろと廃校水族館

入館して最初に目につくのがこの1回1000円のさばくじ・ぶりくじ。ここでしか手に入らないむろと廃校水族館限定のオリジナルぬいぐるみは、4種類のサイズから当たるハズレなしの大人気くじです。

むろと廃校水族館のオリジナルぬいぐるみ

かなり人気のくじで、何組もぬいぐるみを持っている方を見かけました。子供だけではなく、室戸に来た記念に大人にも人気だそうです。

室戸水族館の金魚

AEDのケースが水槽に

元々はAEDが収納されていたこちらのケース。交換時期を迎えてAEDを買い換えたら何と、AEDが元のケースに収まらなかったそうです。そこで、今では金魚の水槽として活躍中。そんな楽しい仕掛けがいっぱいのむろと廃校水族館。因みに、新しくなったAEDはもともと小学校にあった人体模型の上に置かれていました。この発想に拍手!

跳び箱の水槽

跳び箱が水槽や本棚に再利用

跳び箱の子供の目線に水槽を設置、親しみのある水槽に。跳び箱の子供の手の届く位置に棚を設置、体育と国語の融合した本棚に。小学校にあった物を再活用した展示にアイデアが満載過ぎて見ていて全く飽きません。

イカスミ書き初め

アオリイカの墨で書初め

懐かしの校舎の階段には室戸で獲れたアオリイカのイカスミで書かれた書初め掲示されていました。書道はしたことがあってもイカスミで書いたことがある人はなかなかいないのではないでしょうか?

むろと廃校水族館の休憩室

何年前かな?子供の参観で行ったのが最後かな。

懐かしくいろんな思い出がよみがえってきそうな昔ながらの教室。この教室の構造は水槽を置く重量に耐えることができないため、団体で来館された場合の説明やお弁当を食べたりする場所として使われるそうです。

ウミガメの水槽

ウミガメを間近で観察

実は、ここむろと廃校水族館は日本ウミガメ協議会というウミガメの調査をするNPO法人が室戸の大敷(定置網)に入るウミガメの調査を2003年から始めたことがきっかけです。むろと廃校水族館の館内には、絵や図も使って分かり易く書かれた説明がいっぱい。子供向けにわかりやすく書かれているので、小さな子でも興味が持てそうです。

ボラの稚魚の水槽

無数のボラの稚魚

こちらの水槽はボラの稚魚。水槽の隣にはガチャガチャ形式でエサが売られていて、それをあげると一気に大群のボラが集まってくるのです。遊び心旺盛な館長が実演してくれました。想像以上の魚群でチョットひきます!

ヨシキリザメ

定置網にかかったヨシキリザメ

ボラのいる水槽で同居するヨシキリザメも定置網に入った1匹だそうです。今回、チケットのイラストにもなっていたヨシキリサメは意外にかわいい目をして絵にかいたようなキレイな色合い。あまりに色がきれいで最初はサメの人形が泳いでいるのかと思いました。

むろと廃校水族館のエイ

波打つように泳ぐエイも迫力満点

水槽に近づいて見ることができるのはいろんな角度から見れて面白い。そんな水槽の横では「新しい海の仲間たち」というタイトルで、生物の体内から出てきたビニール袋や釣り針など問題や課題が水槽に展示されていました。人間が考えないといけないことですね。

むろと廃校水族館のクジラの骨格標本

クジラの骨格標本にびっくり

骨好きな職員の方が手作りしたそうですが、理科実験室に大きなクジラの骨格標本がありました。大きさにびっくり!!理科教室の各机にあるシンクは水槽になっていて、どじょうやスッポンが展示されていました。理科教室も展示の場になっていますが、教室の掲示板には顕微鏡やガスバーナーの使い方ポスターが貼られたままで、久しぶりで見入ってしまいました。

オリジナルプリントシール機「ぶりクラ」

オリジナルプリントシール機「ぶりクラ」

館長が従業員の方々といろんな企画を考えられるそうで、館内で色々な体験ができます。廊下にはユーフォ―キャッチャー「ちっちゃな水族館」でアザラシやクマノミなど子供の手のひらサイズのぬいぐるみがあったり、従業員手作りのおみくじで室戸の海にちなんだ大吉=豊漁、凶=台風などが書かれた占いが出来ます。図書室に行くと本棚と一緒に並んだプリクラならぬ「ぶりクラ」が。室戸のブリと一緒に撮れるオリジナルらしいです。ほんとに時間がいくらあっても足りないくらい楽しみ処がいっぱい。

むろと廃校水族館のプール

25mプールでウミガメ調査

校舎の外にある25mプールでは、サメ、エイ、ウミガメがのんびりと泳いでいます。もともとは定置網にかかるウミガメの調査のためここで一時保護をしながら研究をされていたそうです。

むろと廃校水族館のプールでウミガメ

この25mプールで泳ぐウミガメは調査が終わって標識を装着すると再び室戸の海に返されるそうです。それまでの仮住まいという感じですね。そのため警戒心が強く人に慣れる前に海に帰るようになるので、ほとんどエサを食べないそうです。
学校の家庭科教室や理科教室、理科準備室、図書室など懐かし場所は特徴をそのまま活かして子供たちが楽しく学べる場としてリニューアルされていました。校内に仕込まれた小ネタやダジャレ、楽しい発想や驚きを探しにぜひ訪れてみてください。

MAP

基本情報
交通 JR高知駅から車で約110分、高知龍馬空港から車で約90分
入館料 大人(高校生以上)600円
小人(小中学生)300円
未就学児・無料
営業時間 【4-9月】9:30~18:00
【10-3月】9:00-17:00
定休日 年中無休
駐車場 あり
住所 高知県室戸市室戸岬町533ー2
TEL 0887-22-0815