東京から南へ287km、ふたつの火山が合体してできたひょうたんの形をした島が八丈島。島の年間平均気温は18.1℃。黒潮の影響を受け高温多湿な八丈島は、東京でありながら「日本のハワイ」とも呼ばれるほど温暖な気候が特徴。
トレッキングを楽しみたいなら、伊豆諸島最高峰の八丈富士(標高854m)へ。1,280段ある階段を登れば、火口丘に到着。火口丘をぐるっと1周する「お鉢巡り」も体験できる。七合目にあるふれあい牧場は、かわいい牛たちと触れ合えるイチオシの観光スポット。展望台からは市街地を一望、また飛行機の離着陸が見られる。
海ではダイビングやシュノーケリング、サーフィンといったアクティビティが楽しめる。家族連れには島最大の海水浴場、底土ビーチがおすすめ。
八丈島の代表的な郷土料理といえば島寿司。わさびではなく、からしをつけて食べる島寿司は、島で捕れる新鮮な魚を醤油でヅケにして、やや甘味の強い酢飯で握る。他にも、島内には和・洋・中のレストランやカフェが多いため、食事に飽きることがない。
さらに酪農に力を入れている八丈島では、ジャージー牛乳を使ったジェラートやプリン、モッツァレラチーズなどの乳製品が人気。
旅行の疲れを癒すにはやっぱり温泉。八丈島には足湯も含め6か所の温泉がある。海に面した高台にある「みはらしの湯」には2種類の露天風呂があり、日によって男湯と女湯が入れ替わる。目の前には青い海が広がり、抜群の開放感が味わえる。
八丈島へは飛行機なら羽田空港からわずか55分、大型客船なら11時間で到着。
八丈富士の七合目にある牧場。のんびりと草を食べるかわいい牛たちと間近でふれあえる。飛行機の離着陸が見られる展望台もおすすめ。牧場内で売られているジャージー牛乳を使ったジェラートやプリンは絶品。
わさびの代わりにからしを使い、醤油でヅケにした魚をやや甘めの酢飯で握る、八丈島を代表する郷土料理。魚は島で捕れたカジキ・マグロ・カツオなどが使われる。
八丈島内には6か所に温泉があるが、その中でも一番景色の良い温泉。露天風呂と展望風呂があり、太平洋と八丈島灯台が見渡せる。休憩スペースもあるので、のんびり過ごすに最高の場所。
暴風雨の多い八丈島では、住居を守るために溶岩又は玉石の石垣を作り、その上にツバキやシイなどを植えて防風林を作っていた。陣屋(島役所)跡の玉石垣は島で一番古く、その美しさは秀逸。