【対馬】 おすすめのトレッキング・ハイキングコース・対馬のお役立ち情報｜壱岐ツアー・対馬ツアー・国内旅行のビーウェーブ

対馬は山林が面積の89％を占める自然豊かな島です。
厳原町の龍良山（たてらやま）や美津島町の白嶽（しらたけ）には原始林も残っています。
ここでは対馬ツアーでのおすすめトレッキング・ハイキングコースを紹介します。

洲藻白嶽原始林（すもしらたけげんしりん）

古来より霊山として崇められた対馬のシンボル的存在の白嶽。
貴重な原始林は、大陸系植物と日本系植物が混生する独自の生態系をもち、国の天然記念物に指定されています。
このように日韓両要素の植物が数多く共存するところは、白嶽が日本では第一で貴重な場所と言われています。

九州百名山である標高519ｍの白嶽トレッキングは、往復で約3時間のコースです。
山頂近くは急傾斜でロープにつかまりながら岩場を登るのでスリル満点。
片道2kmながらほぼ海抜0mから急傾斜でそそり立つ地形なので、浅茅湾や白嶽山系の山々など抜群の眺望を期待できます。
山頂は狭いので10人程度しか滞在できません。
また、突風が吹くことがあるので、風景を堪能したら「岩のテラス」へ移動しましょう。
見晴らしの良い高台「岩のテラス」では、山頂とはまた違った角度の景観が楽しめ、20人ほど滞在できる広さがあるので、お弁当を食べるのに絶好のスポットです。

白嶽は古来からの霊山で現在でも神聖視されています。ゴミをポイ捨てしないなど、マナーを守って登山してください。

龍良山原始林（たてらやまげんしりん）

厳原町南部の標高558ｍの龍良山の麓に広がる原始林。
対馬の天道信仰の神体山として山全体が神聖視されてきたため、人の手が入ることなく自然度の高い原始林で、国の天然記念物に指定されています。

この森の平均樹齢は200年！
スダジイ・イスノキなどがほかの地域で見ることができない巨大な姿です。
登山口から山頂までは片道2.8km、往復で約3時間のコースです。
低域部は雰囲気の良い照葉樹の原始林で1時間程度の散策を楽しめます。
樫、椎、イスなどの暖帯系広葉樹が主となった、対馬を代表する暖帯林として貴重な存在です。

清水山城跡（しみずやまじょう）

豊臣秀吉が朝鮮出兵（文禄・慶長の役）の年である天正9年（1591）に築かれたといわれている清水山城。
朝鮮出兵の一大拠点であった肥前の名護屋城から壱岐の勝本城、朝鮮半島の釜山につながる重要な軍事中継点でした。
標高210mの清水山の丘稜線上に、東西500mにわたって本丸、二の丸、三の丸の三段の曲輪（くるわ）が地形に即して階段状に並び、斜面を這う石垣によって結ばれています。
各曲輪から厳原の街並みや港を一望できる総石垣の山城です。
観光情報館「ふれあい処つしま」から往復約2時間のコースです。
規模は大きくないけれど、歴史的には文禄・慶長の役の遺跡や虎口（こぐち）の遺構が良く残っているなど、国指定史跡になっています。
厳原港から徒歩で行くことができ、訪問には便利な立地です。

まとめ

ここでは３つのコースを紹介しました。
他にも金田城や御岳など原生林、史跡を巡るコースがあるので、自身の体力などに合わせたハイキング・トレッキングを対馬旅行で行うのもいいでしょう。

• 対馬ツアーをさがす