公開日:2022.12.30
「手焼きせんぺい 百合若」は、一枚一枚丹念に焼き上げた壱岐銘菓です。
せんべいではなく「せんぺい」です。
大きな鬼凧(おんだこ)の絵がインパクト大の手焼きせんぺい「百合若」。
この百合若という名前には、壱岐に残る鬼伝説から来るものです。
その昔、壱岐は鬼がたくさん住む鬼ヶ島で、「悪毒王」という鬼の大将が治めていました。
鬼の悪行を見かねた都は、「百合若大臣」という若武者に鬼退治を命じました。
うわさ以上に強い若武者だった百合若大臣は、どんどん鬼を退治していき、最後に悪毒王の首を斬りおとしました。
悪毒王の首は空高く舞い上がり、百合若大臣の兜に嚙みついたまま命が途切れたという伝説です。
この伝説を知ってから包装を見ると、書かれている絵が「そういうことだったのか‼」とよくわかりますね。
箱と開くと、せんぺい1枚1枚にも鬼凧が焼き付けられています。
小麦粉に砂糖と卵を加え焼き上げられたせんぺいは、香ばしさが鼻に抜け、優しい甘さのするお菓子です。
しっかりと焼き上げられていて、パキッと割れて、ボリボリと心地よいは歯ごたえです。
優しい甘さと軽い食感のため、一度に何枚でも食べられるので、1箱に20枚入っていますが、気づいたら無くなってしまうかも。
製造元の「壱岐の島せんぺい本舗」でにある手焼きせんぺいの焼き釜は、九州でも4台ほどしかない貴重なものです。
焼いたせんぺいを熱いまま手作業で成形する職人技が光ります。
「百合若」の他にみそ風味、生姜風味の「防人の島」も人気商品です。
壱岐にしかないこの手焼きせんぺいは、賞味期限も常温で90日と長いので、壱岐ツアーのお土産におすすめですよ。
MAP
壱岐の島せんぺい本舗 | |
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住所 | 長崎県壱岐市郷ノ浦町東触987-2 |
時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | なし |