公開日:2022.12.17
南西端に位置する半島の豆酘崎は対馬を代表する景勝地です。
対馬海峡と朝鮮海峡を分けるように突き出した岬で、遊歩道が整備されています。
遊歩道を歩いて行った先では、何によって浸食された断崖や海上の岩礁、ずっと続く水平線、海に浮かぶ灯台などが見られます。
豆酘崎の海は昔から厳しい水路として有名で、壮大な景色とその潮流を感じることできます。
海の中の灯台は、現在「豆酘崎ミョー瀬照射灯(標柱)」とよばれ、岩礁が有る事を知らせています。
これが無かったら、岩礁に座礁してしまうかも。
重要な役割を担ってますね。
遊歩道には不動明王が厳しい表情で海のほうを見ています。
国境の島でまるで海を守っているようです。
豆酘崎の周辺は尾崎山自然公園になっており、豆酘埼灯台をぐるっと一周する遊歩道、豆酘崎砲台跡があります。
近くには豆酘の「多久頭神社(たくづたまじんじゃ)」があります。
「延喜式」神名帳に下県郡の名神として「多久頭神社」とあり、古来より「天道信仰」の本拠とされてきた神社です。
原生林に囲まれた境内には神社が点在していて、国指定重要文化財の「金鼓」・「梵鐘」、県指定有形文化財の「観音堂大蔵経」などがあります。
拝殿の裏には御神木「大クスノキ」があり、圧倒される大きさです。
対馬旅行で豆酘崎に行く予定の場合、多久頭神社や美女塚などに寄るのもおすすめです。
「対馬 産直の駅」も近くにあるので、ここでしか買えないお土産も購入できますよ。
住所 | 長崎県対馬市厳原町豆酘 |
---|---|
交通 | 対馬やまねこ空港から車で1時間10分/厳原港から車で50分/比田勝港から車で2時間40分 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |