豊砲台跡
公開日：2022.12.09
「撃たずの砲台」といわれ当時は世界最大の砲台所
本土の防衛として最前線で役割を担っていた対馬では、約30の砲台があり、要塞化していた島内で、当時世界最大の砲台所として対馬島内の国防の要としてその地位を築いていた豊砲台所。韓国展望所の更に北に位置することから、日本への敵の侵入を警戒しやすい立地であったことは明白といえます。韓国展望所とのセットで観光して対馬の歴史を感じてください。
30分だけ点灯する照明スイッチに緊張
砲台入り口までは数台駐車場があるので、アクセスも問題ありません。豊砲台所の入り口では、敵の飛行機から発見されないよう、迷彩塗装で覆われており、その構内の複雑な仕組みからは想像できないシンプルな作りであることが想像できません。
また、忘れてはならないのは入り口付近の照明スイッチを押すことです。このスイッチを押すことで、内部構造を見ることができます。30分後は自動的に照明が消えますので、中は日中でも暗いので押した時間を気にしつつ見学してください。
内部から出て空を見上げると
砲台内部のひっそりとしたやや不気味な雰囲気の空間を後にし、外に出ると豊砲台所のハイライトである場所に到着。当時実用射程距離30キロメートルに及ぶこの砲台所が、対馬海峡を守っていたことが容易に分かる迫力。前述で撃たずの砲台と言われていると紹介したが、日本海側の主要都市が敵の攻撃を受けずに終戦を迎えていることからも、巨大な威力が敵国に与えた影響がどれほどのものなのかを示しています。
MAP
基本情報
| 住所 | 長崎県対馬市上対馬町豊 |
|---|---|
| 交通 | 対馬やまねこ空港から車で約1時間40分／厳原港から車で約2時間／比田勝港から車で約20分 |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |