万松院・対馬の観光|壱岐ツアー・対馬ツアー・国内旅行のビーウェーブ

ばんしょういん

万松院

公開日:2021.8.31

万松院の入り口

国指定史跡である万松院

長崎県対馬の人気の観光地で、歴代藩主が眠る宗家の菩提寺です。1615年に初代藩主の宗義智(そうよしとし)を弔うために創建されました。
宗義智は鎌倉時代から対馬を統治してきた宗家の第19代当主でもあります。ダリオという洗礼名を持つキリシタン大名でしたが最終的にはキリスト教の棄教をすることになるなど波乱に満ちた生涯を送っています。豊臣秀吉の朝鮮出兵のあと、朝鮮との国交回復の功を徳川家康に認められて初代対馬藩主になっています。

万松院は対馬やまねこ空港から車で約18分、厳原港から車で約4分の場所にあります。現在は対馬市役所やいづはらショッピングセンターティアラなど近くにあります。

万松院の門

万松院の門は、左右に仁王像が建っています。

ガイドの話

今回は万松院をガイドの方と共に、案内を受けながら見学しました。とても分かりやすかったです。

万松院へ

ガイドの方の最初の案内が終わると、いよいよ境内に入ります。

万松院本堂

本堂に入り、再び話を聞きながら見学します。

皇室から下賜された額

本堂内には皇室から下賜された額(萬松精舎の額。後水尾天皇の第三皇女、鏡の宮の書)が飾られています。

徳川家歴代将軍位牌安置所

本堂の1室には、徳川歴代将軍の大位牌が安置された部屋があります。徳川家には特に信頼されていたのだと思います。

三具足

本堂では、展示されている朝鮮国王から送られた三具足(仏前に供える香炉、花瓶、燭台)が、目の前で見ることができます。

諫鼓

諫鼓(かんこ)

領主に対し、諫言しようとする民に打ち鳴らさせるために設けた鼓です。

史跡対馬藩主宗家墓所

対馬藩主宗家墓所は、加賀藩主前田家墓所や萩藩主毛利家墓所と並び日本三大墓地と言われています。
この奥に対馬藩主宗家墓所がありますが、道中に百雁木(ひゃくがんぎ)と呼ばれる132段の石段があります。そして樹齢400年超えるような杉の木も多数あり、荘厳な感じがしています。

万松院の近くには、昔の街並みが残っており、清水山城跡や旧金石城庭園などが点在しています。厳原町は徒歩で移動すると観光するところが多くあります。車窓からではわからない町の雰囲気を味わうことができるでしょう。対馬旅行の目玉でもあります。

MAP

基本情報
住所 長崎県対馬市厳原町西里192
交通 対馬やまねこ空港から車で約18分、厳原港から車で約4分
営業時間 8:00~17:00(夏期は18:00まで)
定休日 年中無休
駐車場 あり
トイレ あり