公開日:2021.8.31
壱岐島の勝本港から出発する遊覧船で辰ノ島へ渡ります。
「辰ノ島海水浴場」の裏側には、島の北側を散策できる遊歩道の入口があります。ちょっとしたトレッキングコースという感じで、坂道や階段も多いので歩きやすい靴で行きましょう。所要時間はさっさと歩けば約30分で行けますが、のんびりと1時間ぐらいかけて散策しても良いと思います。
階段を上ると、草木がトンネルのように生い茂った道を抜け、また階段があります。すでに息が切れてきました。
登っている途中、来た道を振り返ると、さっきまで居たビーチが一望できます。ここからでも、海の透明感がはっきりとわかるほどきれいな風景が眺められます。
前方には草原、崖、海、空。自然のすべてが目に飛び込んできます。絵を描きたくなる絶景です。
切り立つ崖とその下に転がる大きな岩、そしてそこに押し寄せる波しぶき。島も海も生きているかのようです。
ついに頂上が見えてきました。この上にはどんな絶景が待っているのでしょうか?
断崖絶壁「蛇ヶ谷」が姿を現しました。こんな高い崖の向こうに、真っ青な海が果てしなく広がっていて、吸い込まれてしまいそうです。
さらに近づくと、もうさすがに足がすくんでしまいます。柵がない場所が多いので、強い風が吹くとフラッと落ちてしまいそうです。ただ、このスケールは圧巻です。これぞ絶景!
蛇ヶ谷の近くに、なにやら巨大な穴が。「鬼の足跡」と呼ばれ、鬼ヶ島伝説で大鬼がクジラを捕るために踏ん張ったときにできたと伝わっています。こちらは右足で、左の足跡は12km離れた壱岐島本島の牧崎にあります。伝説とは言え、あまりにも大きな鬼ですね。
奥の方を覗くと、下からチラリと海が見え、光が差し込んでいます。天候と時間によっては、とても神秘的な光景を目の当たりにできるみたいです。
頂上の高台からは、北に対馬、南に勝本町を一望できます。辰ノ島は小さい島ですが、見どころ満載の無人島です。
MAP
住所 | 長崎県壱岐市勝本町東触2790-1 |
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交通 | 勝本港より辰ノ島遊覧船に乗船、下船して徒歩約40分 |