1日目
新大阪から博多までは新幹線のぞみ号で約2時間半。博多駅から博多港まではバス・タクシーで約15分。博多駅到着後、フェリー出港までの時間が1時間以内であれば博多港に直行。1時間半以上あれば博多駅でラーメンでも食べに行っちゃいましょう。JR博多シティデイトス2階に広がる「博多めん街道」には、博多を代表する有名店が続々出店。
博多駅からバス・タクシーで約15分
博多駅から博多港までの移動手段はバスかタクシーがありますが、バスは停留所がとても多いのでタクシーをオススメします。博多ふ頭のターミナルはフェリーのりばとジェットフォイルのりばが別の建物ですので気をつけましょう。
博多港を出ると壱岐まではフェリーで約2時間20分、ジェットフォイルで約1時間10分。
博多港からフェリーで約2時間20分、ジェットフォイルで約1時間10分
壱岐の港は3つ(芦辺港・郷ノ浦港・印通寺港)あるのでお宿の送迎を頼む際は間違えないようにしてください。
郷ノ浦港周辺は島で最もにぎわうエリア。ホテルや食事処が多数集まっています。
郷ノ浦港から車で約15分
今回の壱岐旅行の1泊目は印通寺港の目の前にある「旅館 網元」に宿泊しました。
港側和洋室17畳のお部屋です。今回は博多でゆっくりのコースで来たので到着は16時半頃でした。おじいちゃん、おばあちゃんは先にお風呂に入ってリラックス中。
部屋の窓からは漁港ののんびりとした風景が臨めて、とても癒されます。私たちは子供をつれてシーキャンドルづくり体験にレッツゴー!
網元から車(送迎)で約5分の場所に工房如月があります。工房如月ではいくつかの工芸体験がありますが、子供たちが選んだのはシーキャンドルづくり体験。1時間の所要時間で1,720円というお手頃なプランです。
壱岐の砂浜で取れた砂、貝殻、ステンドガラスをグラスの中に詰め込んで、自分だけの唯一無二の作品ができあがります。子供たちにインストラクターの方がとてもやさしく子供目線で教えてくれていました。小6と幼稚園年長の2人もいきなりテンションMAX状態!
こちらが完成した作品です。夏らしい爽やかなシーキャンドルが出来上がりました。インテリアとしてお部屋に飾ってもかわいいですね。
壱岐といえばやはり料理に期待大!その期待通り豪華としか言いようがありませんでした。お造り盛り合わせは10種類以上もの新鮮な魚・貝が食べきれないほどの量!メインには壱岐牛の陶板焼きかアワビの踊り焼きが出るのですが、この日は壱岐牛の陶板焼きでした。こんなにトロけるようなお肉を食べたのは初めてでした。その他にも焼き魚、天ぷら、茶碗蒸しなどなど盛り沢山。最後の方に出たアオサの味噌汁がこんなに食べた後なのに、これまたおいしいのなんのって。
2日目
各ホテルで朝食とチェックアウトを済ませます。
車で約30分
朝からレンタカーを借りて、壱岐ツアー一番の見どころである辰ノ島遊覧船の発着港である勝本港に向かいました。勝本港は最北端の港ですが壱岐島は端から端まで移動しても車で40分ぐらいですので、あっという間に到着します。
まずは勝本港から約40分の島巡りクルージングに出発。エメラルドグリーンに輝く海はまぶしく、奇怪な形をした岩や神秘的な洞窟がある断崖、透きとおった海の中には魚たちが泳ぐ姿までも見え子供たちも大喜び!
この岩はどう見てもマンモスなのだ~!
クルージングのまま辰ノ島に上陸。遠浅のビーチは幼稚園児の子供でもどこまでも歩いて行け、足元には魚たちや色とりどりの貝殻がおもちゃ箱をひっくり返したかのよう。島には休憩所もあるので、家族でのんびりと滞在できます。
辰ノ島を後に勝本港に戻ってきたらちょうどお腹が空いてきた時間。勝本港の目の前にある「食堂よしもと」は庶民的で小ぢんまりしたお店ですが、地元の漁師さんにも人気があるそうです。海の幸づくしの壱岐ですが、ここでのオススメはカツ丼!肉厚でジューシーな豚カツが甘辛い絶妙なだし汁で煮込まれていて、これぞカツ丼の王様や!お値段もこれで700円?というお手頃価格。
車で約5分
勝本港から車で5分。イルカパークはイルカのトレーニング風景の見学やエサやり体験ができる海浜公園です。イルカにこんな間近でふれあえるなんて初めてのことで、子供たちは大はしゃぎ!イルカもトレーナーのお姉さんもとても優しくてチャーミング!
車で約30分
島全体の3/4を見渡すことができ、天気が良ければ対馬や九州をも眺望できるという「岳ノ辻展望台」。空と島と海とのコントラストが抜群!ここから見渡す景色を前にカメラをかまえれば、誰もがプロのカメラマン気分!
車で約15分
周囲110mのポッカリと空いた巨大な穴「鬼の足跡」。その名の由来は鯨を捕ろうとした鬼が踏ん張ったときにできたという伝説があるらしいです。鬼の足跡に見えるかと言われると微妙だけど、伝説を背景に持つ景観は何か神秘的!時期と運がよければ穴から差し込む夕陽がこの上ない幻想的な光景を創りだします。
その横になんともゴリラにそっくりな岩!ちょっと笑っているようにも見えますね。
車で約20分
2日目のクライマックスは夕陽が沈む時間に合わせての猿岩です。クオリティの高い自然の造形にビックリ!誰が見ても猿にしか見えません。高さ45mの猿岩は壱岐観光には外せません。夕陽をバックにしたシルエットは心に刻まれること間違いなし!
車で約8分
2泊目は湯本温泉の高台に立つ国民宿舎 壱岐島荘。湯ノ本湾が一望できる展望風呂は心も体も癒されます。また湯本温泉は、神功皇后がわが子(応神天皇)に産湯を使わせた伝説の温泉で、子宝の温泉として知られています。歴史が壮大すぎ!
湯ノ本湾を眺めながらの朝食は格別!メニューは和朝食、洋朝食よりお選びいただけます。壱岐島荘の展望レストランはランチ営業もしており、人気の壱岐牛陶板焼き定食は、やわらかくておいしいと評判。
3日目
各ホテルで朝食とチェックアウトを済ませます。
車で約25分
壱岐には10ヶ所のビーチがあり、どこも透明感のあるエメラルドグリーンの海と白くてサラサラの砂浜が広がっています。南東の端には筒城浜・大浜・錦浜ビーチと3つものきれいなビーチがありました。あいにくこの日は台風の去った後で海には入れなかったので貝殻収集。自然に落ちているとは思えないほどの色とりどりのきれいな貝殻がわんさか!タダなので持ち帰りたい放題!
車で約20分
ビーチを後にして車で20分。海の中に6体のお地蔵さんが?なんとも不思議な光景。「はらほげ地蔵」と呼ばれており、由来は海女さんの供養のためとか、鯨の供養慰霊のためなどと伝えられています。満潮になると胸まで海に浸かってしまうなんて、なんか切ない!
はらほげ地蔵のすぐ近くにある食堂で、最大150名収容できるので待ち時間なく入れます。自慢のうにめしは紫ウニ、赤ウニ、バフンウニ、3種類の新鮮なウニをふんだんに使用した炊き込みご飯。ウニ好きにはたまらない美味しさです!うにスパゲティーもウニの風味が最大限に生かされており、なんともクセになる逸品。
車で約5分
半島の先まで進むと約1kmにも及ぶ芝生の断崖が広がっています。そこからは海中から突き出た細い柱を束ねたような奇岩が見えます。時期が合えば牛が放牧されており間近で見ることができます。
車で約7分
干潮時にできる砂浜の道を通っていかないと上陸できない神秘的なパワースポット「小島神社」。
島の玄関口にある鳥居の上に石を乗せると願いことが叶うらしい。子供たちも果敢に挑戦!ただ叶うのは恋愛成就らしいけど…。島の裏側に行くと何やらいくつも石が積まれていたので、子供たちはそれもマネしてとりあえずやっていました。これだけやれば何か願い事が叶うことでしょう!
車で約8分
帰りは芦辺港からジェットフォイルで博多港へ。芦辺港のターミナルはフェリーのりばとジェットフォイルのりばが別の建物ですので気をつけましょう。
壱岐の特産品はいくつかありますが、定番の「かすまき」がオススメです。こしあんをカステラの皮で巻くというシンプルなお菓子ですが全部手作りです。1本1本に真心がこもっていてなんだか味に優しさを感じます。
酒好きにはなんと言っても「壱岐焼酎」。壱岐は麦焼酎発祥の地といわれており、島内には7つの蔵があります。試飲で飲み比べするだけでもうベロンベロン!
壱岐は観る・食べる・遊ぶが満載の島ではありますが、小さい島ですので2泊3日で充分に満喫できました。ただ、「絶対にまた来たい」と思わせる島です。そして子供たちの幼い心の中にもこの島の思い出はずっと残ることでしょう!