其の四・聖徳太子が飛鳥の都ではなく斑鳩の地に宮を構えた本当の理由とは？｜歴史の旅・国内旅行のビーウェーブ

今回は、聖徳太子ツアーの最終章にふさわしい世界遺産の法隆寺と法起寺を含む奈良県斑鳩町の仏教寺院を訪問します。
なかでも聖徳太子が建立した寺院として最も有名なのが法隆寺です。
しかし、この法隆寺は単に現存する日本最古の木造建築と言うだけではありません。

今回のツアーでは、聖徳太子にまつわる数多くの伝承や日本書紀などに残る記述にも触れ、さらに飛鳥時代の仏教美術の粋を結集して作られた仏像や建築様式を目の当たりにして頂きます。
法隆寺は、江戸時代より「法隆寺の七不思議」として今に伝わっているほど、いまだ解明されていない謎の多い寺院であり、聖徳太子とその一族が非業の死を遂げた場所でもあります。

飛鳥の都では、日本初の女帝として名高い推古天皇の摂政として、新たな国づくりに奔走した聖徳太子が、突然、飛鳥の都を離れ斑鳩の地に自らの宮と仏教寺院を建立した本当の理由は一体何だったのか？ 創建の謎から再建説に至るまでの検証、そして法隆寺が担った役割など、聖徳太子は法隆寺の建立を通して現在の我々に何を伝えようとしたかったのか？ あまりにも長大なロマンを秘めた法隆寺ですが、今回のツアーで聖徳太子の思いを体感して頂くことで、法隆寺の謎が少しずつ解けるかもしれません。