真田氏が上田城に移るまで用いられていた居館跡の真田氏館跡にきました。中世豪族の居館がほぼ完全な形で保存されていて、現在は、御屋敷公園として整備されています。
敷地内に入ると真田の家紋の一つ、六文銭の旗が並んでいてわくわくしながら、奥に歩いて行きます。入口近くにあったマップに寄ると、この道の両サイドには東曲輪と西曲輪になっているようです。
しばらく歩くと木で出来た鳥居が見えてきます。トンネルのように生い茂る杉が並ぶ参道をまっすぐに少し歩いていきます。
館跡には、皇太神社が建てられています。館内部は二段の曲輪(くるわ)になっていて、皇太神社は上段にあります。真田昌幸が上田城に移る際に勧請(かんじょう)したと伝えられています。
下段の曲輪の方はマレットゴルフ場になっていて、ここには土塁に囲まれた厩跡(うまやあと)があります。写真の人がうつっているところが厩跡で、土塁で10メートル四方で区画されています。行った時には分かりやすいことに、数字で「10」と書かれた赤い旗が建てられていました(゜o゜)
北側の搦手門すぐそばを流れる大沢川は自然の堀の役目をしていたそうです。御屋敷公園には他にもたくさんの遺構が残っています。土塁などは、まだまだ説明されないと見ても分からないのでガイドさんに教えてもらって初めて遺構だと気づきました。