生島足島神社の現地レポート|歴史の旅・国内旅行のビーウェーブ

生島足島神社の現地レポート

生島足島神社

信濃の古社、生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)

信濃の古社、生島足島神社にきました。御祭神は、生きとし生きるもの万物に生命力を与える神「生島大神」と生きとし生けるもの万物を満ち足らしめる神「足島大神」の二柱をお祀りしています。神社の敷地内は朱塗りが鮮やかでとても綺麗。

生島足島神社・石橋の参橋

神島にかかる2つの橋

境内中央に神池に囲まれた神島に御本社(上宮)があります。神島にかかる橋は2つありますが、参拝するには左手にかかる石橋の参橋を渡っていきます。

生島足島神社・御神橋

神様の通る橋、御神橋

神島にかかるもうひとつの橋ですが、御神橋といってこちらは神様の通る橋です。境内に摂社の諏訪神社(下宮)の諏訪神が御本社に遷座する時のみ開かれるそうです。またその際、諏訪大神自らお粥を炊いて献上する行事が行えわれています。

生島足島神社・十三社

御本社の左隣にある十三社

御本社の左隣にある十三社は、お祓い・お清めの神様が祀られています。御本社に昇殿する時は、先にお参りしてから参拝します。

生島足島神社・御本社の本殿内殿

中を見ることはできませんが、御本社の本殿内殿には床板がなく、大地そのものの土間が御神体として祀られています。またこの御本社、北向きに建てられています。

生島足島神社・子安社 子安社・子安絵馬

子安社(こやすしゃ)

こちらは、参橋を渡ってすぐ左にある子安社です。良縁子宝、安産子育、夫婦円満の神様が祀られていて横には数多くの子安絵馬がかけられています。

生島足島神社・神楽殿

神楽殿

諏訪神社の拝殿として建立された神楽殿です。行事がないと外からしか見れませんが、こちらでは獅子舞・浦安の舞の奉納や結婚式が執り行われます。

生島足島神社・夫婦欅

樹齢800年の夫婦欅

諏訪神社の前にある樹齢800年の夫婦欅は良縁子宝、安産子育、夫婦円満の御神木です。参拝すると子宝に恵まれるといわれえいるため、観光客に大変人気があるのだそう。

摂社の諏訪神社

摂社の諏訪神社

御本社と向き合うように建っている摂社の諏訪神社です。諏訪の神様というのは武士の神様として武田信玄などの戦国武将から信仰されていました。上田藩主真田信之が建てた本殿は、間口2.8mの規模の一間社流造の形式、屋根は元々こけら葺だったようです。桃山文化の蟇股(かえるまた)の龍は極彩色の彫刻が見事でした。

歌舞伎舞台・外観 歌舞伎舞台・内観

数多くの文書が展示されている歌舞伎舞台

摂社諏訪神社の左に行くと、切妻造(きりづまづくり)・桟瓦葺(さんがわらぶき)の歌舞伎舞台があります。この中には、川中島での決戦を前に武田信玄が必勝を祈った「願文」や家臣に忠誠を誓わせた「起請文」、真田昌幸・信幸父子の「朱印状」など数多くの文書が展示されています。なぜ、これだけの古文書が生島足島神社に残されているのか不思議ですね(@_@)

生島足島神社・ご朱印

ご朱印をいただく

歩いてきた道をもどって、神楽殿の隣にある授与所でご朱印をいただきました。待っている間、御守りやお札がたくさんあったので見ていました。

生島足島神社・境内のカモ

境内にはカモがたくさん

最後に、生島足島神社には池や、境内にカモがたくさんいてました。境内をカモの団体が歩いていたりするんですが、よく掃除をされているのでしょうか、すごくきれいでした。間近で見る事ができるので、動物好きな方にもおすすめです(^v^)