上田城から歩いて5分ほどのところにある芳泉寺へきました。芳泉寺は、本多忠勝の娘で徳川家康の養女となり、真田信之の正室である小松姫のお墓があります。 山門には真田の家紋「六文銭」と、徳川の家紋「三つ葉葵」が装飾されています。
山門をくぐると、きれいで新しそうな境内に入ります。まっすぐ行くと正面に本堂があり、その間の参道には八正道を表した八つの里庭があります。八正道とは、①正見(正しい認識)②正思(正しい考え)③正語(正しい言葉)④正業(正しい行い)⑤正命(正しい生活)⑥正精進(正しい努力)⑦正念(正しい思念)⑧正定(正しい精神統一)の事をいいます。
境内には庭の他に五根五力の松や、眼識九縁の松など変わった松もあり見ていて楽しいものですね(^v^)
御本尊の阿弥陀如来をお祀りする本堂は、山門にもあった真田、徳川などの家紋が描かれていて煌びやかな感じです。本堂内には、阿弥陀如来坐像と両脇に観音菩薩立像と勢至菩薩立像が安置されています。
本堂の左手奥に行き、墓地の中を道なりに進んでいくと小松姫のお墓があります。扉が閉まっていますが、鍵がかかっていないので入る事ができます。入った後は必ず扉を閉める事を忘れずに!
この立派な宝筺印塔が小松姫のお墓です。墓所の塀の瓦にも「三つ葉葵」が掘られています。乱世の中、信之が進退を誤らずに十万石の基をつくったのは小松姫の内助の功によるところが大きいといわれています。
また本堂の方に戻って帰ります。この小松姫の墓所の扉はかなり低くなっているので頭上注意です。今回、芳泉寺に来たことにより真田家と徳川家の関係性を学ぶことができました。