真田町にある長谷寺にきました。長谷寺には、幸隆夫妻と子・昌幸のお墓があります。静けさの中、6体のお地蔵さんが並ぶ参道に続く道を歩いていきます。
境内の入口にはお寺の門としては珍しい、六紋銭が刻まれたアーチ状の石門があります。明治時代に寺は火災にあい建物は残りませんでしたが、この門は戦国時代の創建当時のものです。
石門をくぐって正面に本堂があります。季節が違うので残念ながらきれいな姿を見る事ができませんでしたが、境内にはしだれ桜の木がたくさんありました。しだれ桜の見頃の4月末ごろは、花見客で賑わうスポットの1つです。
本堂の右手奥の方に行くと「真田公墓所」の案内があったのでそちらに行きました。行きどまりかと思いましたが、天井の低い通路のようなところを通ってさらに奥に行く事ができます。階段が見えるので、そのまま登っていくと墓所に着きます。
苔むした木々に囲まれた中に墓所の鮮やかな赤い色の門が映えます。こちらにも家紋である六紋銭がついています。上田では至るところで、六紋銭を見ますね!一番驚いたのは、お賽銭も六紋銭で供えられていたことでした(゜o゜)
3人のお墓が並んでいます。左から幸隆夫人、中央が幸隆、右が昌幸のお墓になります。お墓の隣には、幸村人気の影響でしょうか、最近建てられたという幸村の供養塔もあります。
長谷寺はまさに真田家ゆかりのお寺でした。真田の家紋の六紋銭ですが、六紋銭とは三途の川の渡し賃であり「死」をもいとわない覚悟で戦いにのぞむ!という決意で六紋銭を家紋にしたそうです。