賤ケ岳の戦いと柴田勝家本陣・玄蕃尾城歴史の旅・国内旅行のビーウェーブ

概要

滋賀県と福井県の県境にある内中尾山に築かれた玄蕃尾城は、柴田勝家が賤ヶ岳の戦いで本陣を置いたとされている場所。山城初心者の方でも比較的登りやすく、高い土塁・深い堀など中世山城の遺構が完全に残されているので構造がよく分かる貴重な城郭です。城郭研究の第一人者である滋賀県立大学の中井均先生の案内のもと現地訪問し、実際に中世山城の構造や凄さを体感することができます。

賤ケ岳の戦い

賤ヶ岳の戦いは、信長亡き後の家臣団の中で後継をめぐり起こった争いです。本能寺の変後に、主君の仇討ちを果たした山﨑の戦い・織田家の後継者を決める清洲会議で羽柴秀吉が織田家の中で主導権を握ったことで、筆頭家老であった柴田勝家との対立が明確となり賤ヶ岳の戦いへと発展していきました。木ノ本、余呉の山中に両軍は数多くの砦を築き激しい戦いとなるも勝家が自害に追い込まれ、秀吉が勝利をおさめました。この戦いに勝利することにより、秀吉は信長の築きあげた体制の後承者となり天下統一を成し遂げました。