【世界遺産】五島列島の潜伏キリシタン関連遺産を巡ろう!・五島列島のお役立ち情報|五島列島ツアー・国境離島ツアーのビーウェーブ

【世界遺産】五島列島の潜伏キリシタン関連遺産を巡ろう!

公開日:2022.12.14

堂崎教会

日本において1549年フランシスコ・ザビエルの来着と宣教をきっかけに花開いたキリスト教文化ですが、1612年ごろから弾圧や禁教令によりキリシタンの取り締まりがおこなわれていました。そして宣教師の代わりとして指導者が誕生し、表向きには仏教徒として暮らしながらも、キリスト教を信仰する「潜伏キリシタン」という文化が育まれました。

当時の歴史を知りたいなら、その足跡を辿る五島列島ツアーがオススメです。 ここでは、世界文化遺産に登録された五島列島にある「潜伏キリシタン関連遺産」について紹介します。

大浦天主堂

世界文化遺産とは

ユネスコが認定している世界文化遺産。世界中すべての人々が共有して、未来の世代へと引き継いでいくべき「非常に価値のある建物、遺跡、自然」の中から、世界遺産委員会が定めた世界遺産条約に従って、必要な条件を満たしたものだけが登録されます。

「潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年7月に世界文化遺産に登録されました。長崎県では長崎市にある大浦天主堂や外海の大野集落、熊本県では天草市にある崎津集落など12のスポットが構成資産として認められました。

【世界遺産】五島列島の潜伏キリシタン関連遺産を巡ろう!

五島列島にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」

福江島、奈留島、久賀島、若松島、中通島からなる五島列島にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、見所を紹介します。

江上天主堂

奈留島の江上集落

奈留島にある江上天主堂とその周辺にある江上集落。人里から離れた海に近い谷間、ここにあるわずかな平地は潜伏キリシタンが移住した場所です。カトリックの解禁後に、防風にすぐれた場所へ木造の教会が建築されました。潜伏していたキリシタンの生活が終わりを迎えた象徴といえるスポットです。

【世界遺産】五島列島の潜伏キリシタン関連遺産を巡ろう!

久賀島の集落

五島列島南部にある久賀島には旧五輪教会堂とその周辺には集落があります。移住してきた潜伏キリシタンが、もともとの仏教集落とよい関係性を築きながら、信仰を続けていました。厳しい弾圧を乗り越えた後にカトリックへ復帰して、海辺に教会を建築した場所です。

頭ヶ島天主堂

頭ヶ島の集落

幕末までは無人島だった五島列島の北部、中通島の東にある頭ヶ島。頭ヶ島天主堂とその周辺集落に移住してきた潜伏キリシタンは、カトリックに復帰後約10年という歳月で石造りの教会を完成させました。随所に花柄文様があしらわれており、華やいだ内部と重厚な外観は、斬新な教会として国の重要文化財にも指定されています。

まとめ

五島列島には、世界遺産に登録された「潜伏キリシタン関連遺産」があります。五島列島にツアーや旅行で訪れる際には、ぜひ「潜伏キリシタン関連遺産」を観光してみてはいかがでしょうか。