富士登山ツアーの用語集の「鳴沢氷穴(山梨県)」についてご案内します。

富士登山ツアーに参加する前にチェックしておきたい、持ち物や服装、
各ルートの特徴などをまとめました。
富士山は登山が初めてという人でももちろん登れますが、そのためには
事前の準備が肝心です。
富士登山を安全に楽しむためにも、しっかりと知識を深めておきましょう。

鳴沢氷穴(山梨県)

鳴沢氷穴(山梨県)

青木ヶ原樹海の東側に位置する「鳴沢氷穴」は、年間を通して観光客が絶えず、富士五湖観光の一つに数えられています。
今から1150年以上前の864年(貞観6年)、富士山の側火山長尾山の噴火の際、古い寄生火山の間を灼熱に焼けた溶岩流(青木ヶ原丸尾)が流れ下ってできたのが、この二つのトンネル式になった竪穴型洞窟で、一周することにより様々な洞窟の表情が楽しむことが出来ます。

鳴沢氷穴(山梨県)

内部の気温は平均3度と低く、一年中氷におおわれていることからこの名前が付きました。天井からしみ出した水滴が凍ってできた氷柱は見事なもので、4月ごろに最も成長し、年によっては直径50㎝、高さ3mという巨大なものが見られます。
総延長はか153m。幅1.5~11m、高さは1m~3.6m。環状型になっているため、内部を一周することが出来ます。また、鳴沢村の樹形溶岩群はスパイラクルの数では世界有数と言われており、昭和4年に文部省の天然記念物の指定を受けてから世界に紹介され、地質学上とても貴重な存在となっています。