富士登山ツアーの用語集の「青木ヶ原樹海」についてご案内します。

富士登山ツアーに参加する前にチェックしておきたい、持ち物や服装、
各ルートの特徴などをまとめました。
富士山は登山が初めてという人でももちろん登れますが、そのためには
事前の準備が肝心です。
富士登山を安全に楽しむためにも、しっかりと知識を深めておきましょう。

青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海は、富士山の北麓、西湖、精進湖、本栖湖に跨っている面積30平方kmにも及ぶ原始林地帯です。
ツガ、ブナ、モミなど樹齢300年ぐらい経った大木が、溶岩流の上に生い茂り、昼でも暗く、うっそうとした人跡未踏の森林です。上空から眺めると緑の絨緞を色埋めたような様相をしているところから「青木ヶ原」と名付けられました。
別名「富士の樹海」とも呼ばれ、山頂から眺めると木々が風になびく様子が海原でうねる波のように見えることから「樹海」と付けられたという説もあります。

樹海の歴史は約1200年と浅く、まだ若い森ですが、富士箱根伊豆国立公園に属しており「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」という名称で国の天然記念物にも指定されています。この他、国立公園の特別保護地域及び特別地区に指定されているため、林道から外れての入林は自然公園法・文化財保護法違反となり禁止されています。

近くにはキャンプ場や公園があり、青木ヶ原を通り抜けられる遊歩道も整備されているため森林浴には最適な場所です。また、青木ヶ原と湖、富士山からなる景観も美しく、首都圏からのアクセスも良い為人気の高い観光地となっています。