STORY 02
「登らない」から見えてきた、
歴史と自然をたどる新しい富士山の楽しみ方誕生秘話。
「前回は、ゆったり2泊の行程で富士山に登頂して、お鉢めぐりまでできたけど……」
「やっぱり、山登りはしんどいな(笑)」
……出ました。ビーウェーブでは、社長の何気ない一言から、新しい旅行商品が生まれることがあります。
今回も、その予感がしました。
「俺みたいに、山は好きやけど、体力にはあんまり自信がない人って、結構いると思うねん」
確かに。富士山に登ってみたい。一度は自分の足で富士山を歩いてみたい。
でも、山頂まで登る体力にはちょっと自信がない。そんな人は、きっと少なくないはずです。
「昔の参拝道を逆にたどって、5合目から下って富士浅間神社へ向かったら楽しそうやん!」
「富士登山って、今は5合目までバスで行くやん?でも昔は、富士浅間神社で参拝して、麓の1合目から山頂の奥宮まで登ってたんやろ?ということは……昔の参拝道があるはずやん!」
ここからがいかにも社長らしい発想。こうして、またまた社長の思いつきから新しい企画が動き出しました。
富士山といえば、やっぱり「登頂」が大きな目標になります。3,776mの頂上に立った瞬間の達成感は格別です。
しかし、実際に富士山を歩いてみると、やっぱり登りは大変。「山頂まではちょっと……」という声があるのも当然のことでした。
新しい富士山の楽しみ方
「登るのではなく、下ってみる。
それならもっと気軽に体験できるはず」
山を登るときは自分の足元に意識が集中しがちですが、
下山なら気持ちと視野に余裕が生まれます。
標高が下がるにつれて変わる植物や木々。
豊かな森林の中をゆったり歩く心地よさ。
長年にわたり人々が祈りを込めて歩いた参拝道。
富士山の深い歴史を足元から実感できます。
山頂の奥宮ではなく、麓の神社へ。
無事に下り立った達成感と静かな参拝のとき。
「山登りはしんどいな」という社長の正直な一言。
でも、その「しんどい」という感覚を、旅行商品を作る側が無視してはいけないと思うのです。
富士山に行きたい人が、全員登山好きとは限りません。
空気を感じたい人、歴史や文化を楽しみたい人、少しだけ山歩きをしてみたい人。
そんな人たちに届ける答えが「山頂まで行かなくてもええやん」でした。



お客様の「想いをカタチに。」
これこそが、ビーウェーブが大切にしている旅づくりの原点です。
「やっぱり山下りもしんどいやん!」と言われるのか、それとも「これは楽しい!次も参加したい!」と言っていただけるのか。スタッフ一同、少しドキドキしながらのスタートです。
そして社長は、すでに次のことを考えています。
「これ、富士山だけじゃなくて、いろんな山でシリーズ化できるんちゃう?」
どうやら「下山ツアー」の企画は、まだまだ広がりを見せそうです。