公開日:2017.7.17
与論民俗村は昭和30年代までの与論島の生活をそのまま保存・復元し、後世に与論の文化を残すという目的で造られた施設です。菊さん一家が運営されていて、お話上手なおばあちゃんのよろん羽衣伝説の話が聞けたらラッキーなんだそう。この日はお会いすることができませんでした、残念!
与論島の民家は円錐型の茅葺屋根がかわいらしい建物です。入ろうと思っても、玄関がありません。なんと窓から出入りするのだそうです。それぞれの建物の中には当時使われた農機具や漁具、生活用品が展示されています。
与論の地酒「有泉」を船で運搬するために使われた壺や、虫に食べられないように天井からざるをひもで吊るし、そのひもからねずみが渡れないようにハリセンボンの剥製をつけたものなど、高温多湿の与論島ならではの知恵や文化を見ることができます。
沖縄にほど近い与論島は、琉球の文化に大きく影響されました。与論では数少ない赤瓦の民家も再現されています。屋根の上のシーサーが迎えてくれます。
おみやげ売り場には伝統の民族楽器やサンゴで作られたアクセサリーなどの工芸品が販売されています。中でもおすすめは「尊加那志(とぉとぅがなし)」与論語で「ありがとう」と書かれたTシャツ。与論島のおみやげにいかがでしょうか。休憩所では黒糖と小麦粉を練って薄く焼いた焼ムッチャーと熱いお茶でもてなしてくれます。
茅葺の家屋や高倉と琉球の古民家が混在し、あたかもタイムスリップしたかのような雰囲気。ゆったりとした与論島の時間を感じられます。
(料金は2017年現在)
住所 | 〒891-9306 鹿児島県大島郡与論町東区693 |
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TEL | 0997-97-2934 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 年中無休 |