公開日:2020.6.7
船渡来流亭は、菱浦港のキンニャモニャセンター2階にあります。島前の海を眺めながら食事ができる開放的なレストランです。
この建物は、海士町の情報発信と交流の拠点として平成14年に建てられました。船やバス・タクシーなどのターミナルでもあり、海士町観光協会や売店も入っています。
階段を上がって2階へ。「ないものはない」と書かれたポスターが気になります。
この言葉は
①無くてもよい
②大事なことはすべてここにある
という2つの意味を合わせ持っています。
海士町は都会のように便利ではありませんが、自然が豊富にあり、暮らしに必要なものはじゅうぶんある。そんな海士町を象徴する言葉として選ばれました。
変わった名前、キンニャモニャ。これは海士町発祥の隠岐民謡の名前なんです。海士町で毎年8月の第4土曜日に行われる「キンニャモニャ祭り」では、島民や観光客がみんなで民謡に合わせて両手に持ったしゃもじを打ち鳴らして踊るそう。なんと島内外から約1,000人が参加します。この時期に海士町を訪れる方は、「キンニャモニャ祭り」にぜひ参加してみてください。
菱浦港にはこんなキンニャモニャ踊りの像まであります。記念撮影にどうぞ。
船渡来流亭イチオシメニューは寒シマメの漬け丼です。寒シマメとは、冬の一番美味しい時期に獲れるスルメイカのこと。その寒シマメを肝と醤油で漬けてどんぶりにしています。新鮮なイカを使っているからこそできるメニューで、地元民にも愛されるご当地グルメです。なんと、全国ご当地どんぶり選手権で第7位になったことも!
卵黄と寒シマメを混ぜ合わせていただきます!甘くて柔らかい寒シマメは、ごはんとの相性も抜群!
船渡来流亭のもうひとつのおすすめメニューがさざえカレーです。
カレーにさざえが入っているなんて、贅沢ですね。でも、隠岐ではカレーにさざえは当たり前。隠岐ではかつては運送状況の悪さから、お肉を食べる機会があまりなく、たくさん獲れるさざえを入れていたそうです。普通にお肉を食べるようになった今でも、家庭のカレーもレストランのカレーも、カレーと言えばさざえが常識!
他にも「白いかコロッケ定食」や「いわがきコロッケ定食」、「隠岐そば」など、隠岐ならではの食材を使ったメニューがいただけます。
さざえカレーが気に入った方、1階の売店で購入可能です!地元で採れた野菜と21種類のスパイスが入っています。旅行から帰った後も、隠岐の味を堪能してください。
MAP
交通 | 菱浦港2階 |
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時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 毎週火曜日 |
駐車場 | あり(無料) |
住所 | 島根県隠岐郡海士町福井1365-5 |
TEL | 08514-2-1510 |