スタッフが実際に奇絶峡に行って現地をレポートします。

奇絶峡

公開日:2020.8.1

奇絶峡の入口

美しい渓谷美を楽しむ

奇絶峡は和歌山県田辺市にある景勝地です。白浜町から車で約30分の場所にあるので、マイカーでの旅行の際には是非お立ち寄りいただきたい場所のひとつです。訪れたのは梅雨の6月。この日も雨が降ったり、止んだりを繰り返していましたが、ちょうど雨が止んでくれたのでラッキー♪
この橋を渡ると立派な滝があるということで早速行ってきました!

奇絶峡の滝見橋

橋を渡るとすぐに現れたのは巨大な岩!そう、ここ奇絶峡は田辺市を流れる会津川の上流にあるため、岩もこんなに大きいのですね。

右会津川 右会津川

川の流れは力強く、自然の凄みをあらためて感じます。

不動の滝

滝は赤い橋を渡ってすぐ!

赤い橋を渡り切るとすぐ見えてくるのがこちら「不動の滝(別名:赤城滝)」です。緑のカーテンから流れ出す様が美しいですね。

不動の滝

角度を変えて見てみましょう!意外と大きい不動滝でしょ?高さは23mほどあります。この日は前日からの降雨で水量は多く、迫力ある滝の姿が見られました。

奇絶峡の不動明王像

不動明王をお祀り

滝の隣には階段があり、上がっていくと不動明王像がお祀りされていました。

奇絶峡の不動明王堂

そしてこのようなお堂も!お堂の中には「一念化生」という冊子が置いてあり、自由に持ち帰ることができます。仏教に興味がある方は覗いてみてください。

奇絶峡の不動明王堂

大人(おおびと)の足跡伝説

奇絶峡にはこんな変わった奇岩があります。ボコッと大きくへこんだこの岩は「大人の足跡」と呼ばれています。これは昔、大人が奇絶峡の隣にある高尾山に腰かけて、田辺湾で足を洗う時、片足をこの岩にかけて踏ん張った足の裏の形が残ったと伝えられています。
靴を脱いでみて写真を撮ってみました!とても大きいでしょう?本当に大人がいたかも知れません!

奇絶峡の磨崖三尊大石仏

一枚岩に掘られた磨崖三尊大石仏(まがいさんぞんだいせきぶつ)

奇絶峡の見どころはここにもあります!ついつい渓谷に目が行きがちですが、上を見上げてください。高尾山の一枚岩に何か描かれているのが分かりますか?

奇絶峡の磨崖三尊大石仏

三尊大石仏というだけあって、3つの仏様が描かれているのですが、下からはハッキリと確認できるのは中央の阿弥陀如来だけ。その左隣には観音菩薩、右隣には勢至菩薩が彫られています。
さきほど紹介した不動の滝から磨崖三尊大石仏までは歩いて行くことができますが、天気があまり良くないこともあり断念!およそ10分でこの近くまで行くことができます。

基本情報

住所 和歌山県田辺市上秋津
駐車場 あり(無料)