公開日:2021.07.24
住所 | 高知県四万十市駅前町7-1 |
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TEL | 0880-35-4961 |
施設 | みどりの窓口、コインロッカー、お土産物屋 |
MAP
土佐くろしお鉄道は窪川(くぼかわ)駅と宿毛(すくも)駅間を高知県の南西部を走っており、中村駅は土佐の小京都と呼ばれ高知県四万十市の中心にあります。中村駅へのアクセスは、JR土讃線特急で約1時間45分、高知龍馬空港からレンタカーで約2時間の場所にあります。
高知旅行では中村駅を起点として、四万十川や足摺岬方面への観光としてバス、レンタカーなどもあります。
駅舎は2010年3月にリノベーションし、日本産業デザイン振興会 グッドデザイン賞2010 特別賞 中小企業庁長官賞やワットフォードグループ ブルネル賞2014 優秀賞(オランダ)を受賞しています。世界中から注目され数々の受賞歴があるすばらしい中村駅です。
構内は、和と洋が合わさった洗練された雰囲気ですね。全体的に木のぬくもりがあり落ち着いた感じがしてますね。ここは改札がなく、すぐ目の前にホームがあります。
駅舎内に待合室があります。ここも木のぬくもりが感じられる場所ですね。右側に見える壁は背もたれとなり、すべてベンチになっています。また、左側(ホーム側)は、テーブルと椅子に分かれており、ちょっとした書き物やノートパソコンも広げることもできますよ。
待合室の中にある「まちかど図書館」は、土佐くろしお鉄道の協力のもと四万十市立図書館がおこなう「まちの中でほんと出会える」しかけを作るという試みをしています。そして特長は、①どなたでも読むことができます、②気に入った本はお持ち帰りOKです。列車を待つ間に読書もいいですよね。
ドリンク、お弁当、お菓子類、そしてお土産として地域の特産品、土佐銘菓、四万十のお酒類など販売されています。
改札口にて、入場整理券を受取って入場できます。帰りには入場整理券を改札口に返却します。
自動券売機では、自由席特急券、くろしおSきっぷ、回数券などを購入できます。
「くろしおSきっぷ」とは中村~高知・後免の特急自由席回数券で、往復8,280円(4日間有効)、4枚綴り16,000円(3カ月有効)の2種類があります。1人でも複数人でも購入できるので、高知観光に利用することもできますよ。
自由席特急券+運賃を利用すると宿毛駅まで約30分940円、窪川駅までは約40分1,530円です。
改札口にある大きな柱に、電車の案内板ディズプレイがあります。
すごくわかりやすく表記されていますね。
ホームのベンチもリノベーションされており、こちらも木材を使って、おしゃれなベンチが設置されていますね。
電車が来るまで落ち着いて休憩できますよ。
ホーム停車していた8000形四万十仕様の絵が描かれています。小京都中村ということで、京都の雰囲気があるお姫様でしょうか。
連結していた2両目は「すくものはなちゃん」が描かれています。はなちゃんは、ゆるキャラで、温暖な気候で桜の開花が早い宿毛市で生まれた、桜の花びらをモチーフにした女の子ということです。かわいいですね。
すくものはなちゃんの電車内は、前後で向かい合うボックス席と、一部横向きのシートが設置されています。
こちらは8000形だるま夕日号です。この車両はお座敷列車やサイクリングトレインなど貸切列車に対応できるようですよ。
しばらく中村駅のホームにいるといろいろな車両を見学できて楽しいですね。
駅舎のすぐ前には、タクシー乗り場があり、私がいる間は、1台~2台のタクシーがお客様を待っていました。「沈下橋めぐり」の観光タクシーも利用できるようです。発車時間は10:30、12:00、14:00、16:00で、きっぷは駅舎内の売店にて販売しています。1時間2,000円(1人)、2人以上で運行してくれます。
四万十川に架かる「沈下橋」は、貴重な生活道です。大洪水がくると水の中に沈むことを想定し、水の抵抗を受けにくい構造にしています。その沈下橋は複数あり、川と人との関りの感じられる風景が四万十川の観光スポットになっています。
駅舎を出て、ロータリーの中には送迎用の無料駐車場があります。そしてロータリーの外側には中村第一ホテルが営業しています。
中村駅を出て左側に60m行った場所に観光案内所があります。観光のことならいろいろ教えてもらえるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
営業時間は08:30~17:30です。観光案内所内は地図や観光などいろいろな情報がありますが、その1つのタッチパネルは高知県の市町村から届いた「旬の草花」情報が表示されます。今年はテレビドラマでも植物学者「牧野富太郎」も話題になっていますね。また、龍馬パスポートの発行もしてくれるなど観光案内所は四万十観光の味方ですね。
営業時間は08:30~17:観光案内所でレンタサイクリングできます。台数もしっかり準備されています。沈下橋めぐりなんかもいいですね。
営業時間は08:30~17:観光案内所の隣には、トヨタレンタカーがあります。ここまでは電車で移動し、中村駅を起点に四万十川沿いをレンタカーで観光するのもいいですね。
リノベーションし数々の受賞歴がある土佐くろしお鉄道中村駅はいかがでしたでしょうか。
これだけ国内、海外から注目を浴びている駅ですので、四万十川方面を訪れた際には是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※価格、施設情報などは2023年6月時点の情報です