公開日:2014.06.06
かつては「余部鉄橋」と呼ばれ、昔ながらの趣深い出で立ちで人気を集めていましたが、突風による転落事故があり、安全性向上のため2007年より架け替え工事が始まりました。
2010年に完成した余部橋梁はコンクリート製ですが、当時の名残を残すため、あえて旧橋脚を一部そのままにしてあります。
かつての線路も残してあり、「空の駅」として生まれ変わった展望台も人気の観光スポットです。
コンクリート橋と旧橋脚を3本残した形が現在の余部の風景です。昔は赤い鉄橋がこの谷と谷の間にそびえ立っていました。
貴重な写真をパソコンから見つけ出しました。これがもとの余部鉄橋です。ちょうど工事をしている真っ最中。この鉄橋が架け替えられるのは何とも惜しい気持ちになった瞬間です。
そもそも架け替えのきっかけとなったのは冬場の強烈に吹き荒れる突風です。
1986年、突風にあおられた汽車が余部鉄橋から落ち、何人もの命が犠牲になりました。JRはこれを受け、それまでの風速25メートルから風速20メートルの風で運行を止める措置をほどこしましたが、それでもなお欠便が絶えなかったことから、今の鉄橋に架け替えられることになったのです。
昔と形は変われど今もなお余部橋梁は愛されています。高さ40メートルからの眺めは格別です。余部の集落や日本海の美しい景色を見渡すことができます。
地元小学生の描いた絵が飾られていました。非常に上手な絵で感心しました。
地元余部小学校の校歌の3番冒頭に『緑の谷にそびえ立つ~♪ 鉄を組みたる橋の塔~♪』とあります。
私ビーウェーブ和田の故郷であり、この土地には特別な想いがあります。
MAP
住所 | 〒669-6671 兵庫県美方郡香美町余部駅横 |
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TEL | 0796-36-1234(香住観光協会) |
料金 | 見学自由 |
時間 | 見学自由 |