ガイドとめぐる歴史の旅
現在、世界最大の前方後円墳をはじめとする巨大古墳群として世界文化遺産への登録を目指している百舌鳥・古市古墳群。1600年前に造られた古墳群が公園や歴史遺産として保護・保存され、現在の暮らしや人々の文化の中にいかに溶け込んでいるのかを感じてもらう1泊2日のツアーとなっています。
1日目は世界三大墳墓を誇る大阪・堺の仁徳天皇陵古墳。周囲には大小さまざまな古墳が築造され、百舌鳥古墳群と呼ばれています。この巨大な遺跡をガイドとともに歩いてめぐり、1600年前の風土や文化を学びます。夕食は大阪名物てっちり料理をご用意。
2日目は藤井寺市と羽曳野市にまたがる東西2.5km、南北4kmの範囲に大小123基の古墳で構成される古市古墳群。文献が少なく空白の時代と呼ばれる古墳時代の遺産や埴輪・古墳造営や葬送儀礼に関った氏族「土師氏」氏寺・道明寺などをガイドとともに巡ります。
各所のポイントがわかりやすく記載されたオリジナルマップ付
百舌鳥古墳群では7番目の大きさの前方後円墳。仁徳天皇陵古墳の1/3ほどの大きさになる。
百舌鳥古墳群内に位置する公園。園内では花々や散策を楽しむことができる。「日本の歴史公園100選」にも選ばれている。
エジプト・ギザのクフ王のピラミッドや中国の秦の始皇帝陵よりも大きい、全長約486mの日本最大の前方後円墳。
堺の歴史と文化を知ることができる歴史系総合博物館。歴史、美術、考古、民俗に関する多くの資料を展示している。
日本で3番目に大きい巨大前方後円墳。履中天皇とは仁徳天皇の第1皇子で、第17代に数えられる天皇。
百舌鳥古墳群の中で、8番目の大きさの前方後円墳。
百舌鳥古墳群の中で、4番目の大きさの前方後円墳。
欽明天皇(532~571年)のころに建てられたとされる。本殿右前の大くすは府指定の天然記念物。
雄略(ゆうりゃく)天皇時代に創建された神社。緑豊かな参道は、「大阪みどりの百選」に選ばれている。
重要文化財が見学でき、藤井寺の歴史を学ぶことができる生涯学習センター。
古市古墳群の中で、3番目の大きさの前方後円墳。出土した埴輪から5世紀後半の築造と考えられている。
出土した埴輪の特徴から、5世紀前半の築造と考えられている。宮内庁の管理地ではないため、墳丘へ登ることもできる。
百舌鳥古墳群の仁徳陵古墳の次に大きな前方後円墳。地元では「応神さん」の呼び名で親しまれている。
日本武尊(ヤマトタケル)、素戔嗚命(スサノオノミコト)、稲田姫命(クシナダヒメ)を祀る神社。
ヤマトタケルノミコトの陵とされ、羽曳野市の名前の由来にもなっている古墳。
古市古墳群の中にあり、埴輪窯を中心とした遺跡。現在は公園として整備されている。