公開日:2022.12.19
五島列島ツアーでは、歴史と文化に触れられる各スポットをぜひ訪れてみてください。 ここでは、旅行やツアーで五島列島に訪れたときに歴史や文化に触れられるスポットを5か所紹介します。
福江港から徒歩で約7分の場所にある「五島観光歴史資料館」は、福江城の二の丸跡にあります。天守閣を模した1~3階には、五島の歴史や文化が時代順に展示されています。
とくに世界遺産にも認定された「潜伏キリシタン」に関する歴史資料は一見の価値あり。
体感シアターでは臨場感のあふれる祈りの空間を体験できます。民俗行事、観光名所、遺跡など幅広いテーマの歴史資料がそろっているため、はじめて来島したときにはまず訪れたい場所といえるでしょう。
福江港から徒歩約10分にある「福江城(石田城)」は、黒船の来航に備えて五島家第30代領主盛成公によって建てられました。日本でも唯一の三方を海で囲まれた城であり「日本最後の海城」として知られています。石垣や石橋は当時の姿を残していますが、現在では城の周囲が埋め立てられています。本丸跡には「県立五島高校」があり、毎朝登校する高校生の姿が見られます。幕末期における海上防衛に興味がある方はぜひ訪れてほしい場所です。
福江港から徒歩で約10分の場所にある「武家屋敷通り」は、幕末当時のたたずまいを残しています。五島藩に仕えた武士たちの屋敷が並んでおり、武家屋敷のまわりを囲む石垣塀は、「こぼれ石」という構造で隙間なく積み重ねられています。日本でも数か所しかない貴重なもので、石垣塀を乗り越えて侵入しようとすると、「こぼれ石」が落ちて侵入に気付ける仕組みになっています。福江城(石田城)近くにあるため、城の観光とあわせて見学してみるのもよいでしょう。
福江港から徒歩で約12分。「武家屋敷通り」にある「福江武家屋敷跡」に造られた観光施設です。展示コーナーでは福江の歴史が紹介されています。またバラモン凧、貝殻フォトフレーム、ステンドグラスキーホルダーなどを作成できる体験コーナーも充実しています。五島名物の「五島うどん」や「かんころ餅」などが味わえる喫茶コーナーで憩いのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
福江港から徒歩約15分にある「六角井戸」は、国道近くの住宅地にある印象的な井戸です。天文9年に、明国で貿易商だった五峰王直は、福江に通商を求めて来航しました。当時の領主である宇久盛定公は、居住地を与えて通商上の黙約を結びました。その当時に五峰王直などの中国人が使用するための井戸として造ったのが「六角井戸」です。県指定史跡であり五島において倭寇時代の貴重な遺跡として知られています。