五島列島ツアーで小値賀島に来た際に1回は行っていただきたい観光スポット、それは「野崎島」です。
野崎島は世界遺産の旧野首教会や集落跡が残りますが、現在ほぼ無人島です。
野崎島港には町営船「はまゆう」に乗って向かいます。
便数も少ないので、朝1番の便7:25発に乗船をすすめします。
船に揺られる事およそ30分。野崎島港に到着です。
船を降りるとそこは自然と集落跡などがあり、歴史を感じる別世界です。
島に到着すればまず始めに港の目の前にあるビジターセンターへお立ち寄りください。
ビジターセンターでは島内での過ごし方や生き物との接し方など島内観光に欠かせないことをレクチャーしていただけます。
また島内でトイレがある無料施設はここだけなので、お手洗いは必ずお済ませください。
島の中は個人で行動もできますが、オススメはガイドと共に散策することです。
私達は今回ガイドさんと共に散策することにしました。
それではいよいよ出発です!
野崎島はほぼ無人島となっていますが、昔は集落がいくつもある島でした。
その名残で今も誰もいなくなった廃墟が多く残されています。
※建物などは大変崩れやすくなっているので絶対に近付かないようにしてください。
ガイドさんとともに歩いているとすぐに鹿と遭遇しました。
そう、野崎島には数多くの野生の鹿が暮らしている島なんです。
その数なんと400頭以上が生息しているそうです。
鹿に見つめられながら歩くこと1分。
初めに訪れたスポットは、小値賀島にある地ノ神嶋神社と海を挟んで対の存在である沖ノ神嶋神社の神官さんが暮らしていた屋敷跡です。
施設内では当時の暮らしを再現した展示が行われています。
まるで田舎のおばあちゃんの家そのもののような感じです。
昔、島ではどのような暮らしをしていたのかをご覧ください。
神主の屋敷跡を抜け、道なりに歩いて行くと、いきなり開けた場所に出ます。
そこはまるでアフリカのサバンナを彷彿させる光景でした。
砂は火山の噴火により鉄分を多く含んだ赤土、木は強い潮風で傾いていました。
ここでも鹿を発見しました。
野崎島を歩いていると、長い草があまり生えていないことに気が付きました。
ガイドの方に聞いてみると、草が生えても鹿が全部食べてしまうそうです(笑)
納得の回答です。
確かに400頭以上鹿がいれば食べやすい草は全部食べちゃいますよね!
続いて訪れたのは展望台です。
ここからは断崖絶壁にある火山の火口跡をご覧いただけます。
赤い断崖絶壁と青く美しい海が作りだす光景はまさに息をのむ美しさでした。
私達が来た日はあいにく天気があまり良くなかったせいか、潮風の勢いがすごく、話をしても聞こえないほどです。
帽子を被っていると風で飛ばされそうでした。
山道を歩いていると赤いレンガつくりの建物を発見!
ここが野崎島来た際には訪れていただきたいスポット№1の世界遺産「旧野首教会(旧野首天主堂)」です。
その昔、島に人が住んでいた時代、島民がお金を集め建てたとされる教会です。
無人島になった今でも島の高台に残っています。レンガ造りで丈夫ななんです。
旧野首教会(旧野首天主堂)の中は白を基調とした美しいデザイン。
誰も使うことがなくなった今でも、まるで建てられた当時のままかのような神秘的な雰囲気でした。
私のおすすめの鑑賞ポイントは、色鮮やかなステンドグラスです。
ステンドグラスを通して教会内に注がれる太陽の光は息をのむ美しさです。
ぜひ皆さんも写真を撮ってみてください。
観光ガイドとは旧野首教会(旧野首天主堂)でお別れです。
船の時間に合わせて港まで戻りましょう。
せっかくなので行きとは別のルートを通ってみました。
そこには何とも美しい海岸がありました。
ここは「野首海岸」と呼ばれる野崎島では有名な観光スポットです。
入江のように入り組んだ海岸で天気が良ければ、透き通る青く美しい海をご覧いただけます。
観光が終わり島を出発の時間になれば船に乗り込みましょう。
島の中は急勾配な道が多いので、ある程度時間に余裕をもって港にお戻りください。
船を待つ間はビジターセンターを利用できます。
野崎島の観光はいかがでしたでしょうか?
雄大な自然との風景と大絶景を堪能していただけます。
人生で1回は行っておきたい野崎島!
あなたも訪れてみてはいかがでしょうか。
MAP
住所 | 長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷 |
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お問い合わせ | 観光するには事前予約が必要です。五島列島ツアーに参加される場合は予約時にお申しでください。またオプショナルツアーで観光ガイドプランもあります。 |