桐教会・上五島（中通島）の観光｜五島列島ツアー・国境離島ツアーのビーウェーブ

上五島随一の綺麗さを誇る桐教会は、漁港内に存在する神秘的な教会です。上五島町の有川港より車で約40分、奈良尾港より車で約10分の距離にあります。
特徴はなんといってもその高さ。全体を写真に収めようと思っても、うまくフレームに入りきらないほどです。尖塔の上にある十字架は全部で3つ。真ん中の柱に1本、左右の柱に小さい十字架が1本ずつ立っています。

桐教会の目の前は漁港となっており、時間帯によっては多くの船が行き来します。船から見ると桐教会はまさに灯台のようにも見えます。

エメラルドグリーンに輝く海

また、桐教会のもう一つの見どころはこの海です。桐教会のある集落の海は、見たことのないほどに透き通り、エメラルドグリーンに輝いています。
五島列島やその他の離島の海は、よくエメラルドグリーンと言われることが多いですが、ここは本当にエメラルドグリーン一色。
教会の白と海のエメラルドグリーンのコントラストがとても鮮やかで美しいです。島ではまわりにすぐ海があるので、わざわざ海水浴場には行かず、こういったところで泳いだりするそうですよ。
海水浴場に行く私たちにとっては、何とも羨ましいの一言ですね。

信仰の先駆者顕彰碑

桐教会には信仰の先駆者の碑が立っています。中央の像は17歳で大浦天主堂に行き五島の信仰に尽力したガスパル与作。向って右手が、ガスパル与作の父、下村善七。左手は伝道師清川沢次郎だそうです。
実は下村善七の下にある大きな石はかつてのキリシタン弾圧の際に使用された「抱き石」そのものだそうです。
五島崩れの状況を肌で感じ取れる石碑です。

桐教会は、上五島の美しさとキリシタンの歴史を一度に見ることのできる、数少ない観光名所です。教会もそうですが、集落の風景だけでも見に来る価値があります。