富士登山ツアーの用語集の「御殿場ルート」についてご案内します。

富士登山ツアーに参加する前にチェックしておきたい、持ち物や服装、
各ルートの特徴などをまとめました。
富士山は登山が初めてという人でももちろん登れますが、そのためには
事前の準備が肝心です。
富士登山を安全に楽しむためにも、しっかりと知識を深めておきましょう。

御殿場ルート

御殿場ルート

御殿場ルートは標高1,440mの御殿場口新五合目を出発し、静岡県側(御殿場市)の富士山南東側から山頂を目指します。全体的に傾斜は緩やかですが山頂までの標高差が大きく、登りだけでも8時間を超える長距離の為、健脚向きのルートです。
御殿場ルートを利用する際には山小屋に泊まる1泊2日での行程が適しています。また、食料や水、装備等も充実させた方が良いでしょう。他のルートに比べて山小屋が少ないためトイレや休憩場所がなく、緊急時に対応できる施設はありません。目標物も少ない為、夜間や濃霧時には道を外さないように注意が必要です。

このような厳しい御殿場ルートではありますが、4ルートの中で最も登山者が少ない為、混雑もなくマイペースで静かな富士登山が楽しめることが大きな魅力です。
そして御殿場ルートの醍醐味は「大砂走り」。こちらを下山道として利用すると一歩2m~3mくらいで下ることが出来ます。この爽快感を味わうために、別の登山口から登ったあとに御殿場口を下山ルートとして選ぶ方が大勢います。
富士登山をするのなら大砂走りは是非一度、体験しておきたいものです。