富士登山ツアーの用語集の「富士山頂は3,778m!?」についてご案内します。

富士登山ツアーに参加する前にチェックしておきたい、持ち物や服装、
各ルートの特徴などをまとめました。
富士山は登山が初めてという人でももちろん登れますが、そのためには
事前の準備が肝心です。
富士登山を安全に楽しむためにも、しっかりと知識を深めておきましょう。

富士山頂は3,778m!?

富士山頂は3,778m!?

富士山の高さは、幾度にわたり測量されてきました。一番初めの測定は1727年(享保12年)。三角形の辺と角の関係を基礎に処理をする「三角法」という手法を使って測量されました。
当時は3,895.1mが公式の高さとされ、今よりも120mほど高い数値が残されました。その後も様々な手段で測量されて現在は3,776mとして公式に記録されています。
ところが、御殿場口ルートから登頂して頂上を散策していると「富士山 高さ 三七七八」という文字が刻まれた石柱があります。この数字は1887年に平板や巻尺などを使って点の位置を求める「平板測量」と三角法を使って測量した時のものです。

しかし、1926年に再度測量をしたところ3,775.63mになっていました。現在と約2mもの大きな差が生まれたのは、当時の技術が今ほど発達していなかったことから測り間違えではないかという声が出ている一方で、1923年9月1日に相模湾北西沖を震源として発生した「関東大震災」が原因ともされていますが、真相は分かりません。