STORY
運動不足の社長のひと言から始まった、
日本一 “初心者に優しい” 富士登山ツアー誕生の物語。
そのひと言は、ある日の何気ない社内の雑談から始まりました。
言い出したのは、私たちの会社の社長。
特にトレーニングをしているわけでもなく、体力自慢でもない。
いわば、どこにでもいる“初心者代表”のような存在です。
そんな社長が、目を輝かせてスタッフに宣言したのです。
「俺みたいな初心者が、無理せずに笑顔で頂上に立てるプランを作る。それが実現できれば、もっと多くの人に富士山の感動を届けられるはずなんだ!」
お客様に提案する立場として、自分自身が登る覚悟を持つ。
「それができて初めて、我々の言葉に本物の『想い』が宿るんじゃないか?」
……社長のあまりにポジティブな勢いに、気づけば現場スタッフ全員が「よし、やろう!」と綺麗に丸め込まれていました。
しかし、当時のツアーは初心者にはあまりに過酷なもの。
1泊2日の強行軍では、高度に慣れる時間が足りず、高山病のリスクが跳ね上がります。 体力不足を精神力でカバーするような登山は、初心者が望む「感動」とは程遠いものでした。
一般的なツアーの課題
「社長でも登れるツアーを、
本気で作ってみよう」
「ゆっくり高度に慣れる」
「十分な休息」
「精神的な余裕」
この3つを軸に、私たちは行程をゼロから見直しました。
五合目から七合目へ。
まずは体を標高に慣らします。
十分な睡眠の後、山頂へ。
お鉢めぐりもゆったりと。
焦らずゆっくりと五合目へ。
膝への負担も最小限に。
この行程によって、体力面だけでなく、気持ちの面でも大きな変化が生まれました。実際、私自身も体力に自信があるタイプではありません。しかし、このツアーに参加し、無理のないペースで一歩ずつ進むことで、無事に富士山頂に立つことができました。



「まだ時間がある」
「今日はここまででいい」
その安心感が、結果として登頂率を高めることにつながったのです。
さらに驚いたのは、同じツアーに参加されていた70代の方が3名いらっしゃったことです。
皆さん笑顔で、「こんなに安心して登れた富士山は初めて」と話されていました。
「社長が登れるツアー」として設計したこのゆったり行程は、結果として、より多くの方に富士登山の喜びを届ける“確信”へと変わりました。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
夜間登山をせず、山小屋の前で迎える静寂の中の日の出。
7合目と8合目、それぞれの場所から見る光は、一生の宝物になります。

